2022年は「五黄の寅」の年。とても強い金運が巡ってくる、さまざまな新しいことにチャレンジすることができる飛躍の年ともいわれていることを知っていますか。ではあなたは五黄の寅が持つ意味を見聞きしたことはありますか。ここでは五黄の寅年の2つの意味と五黄の寅年に生まれた人の性格の5つの特徴を占いに興味がある筆者が詳しく解説しましょう。

ライター/柚葉黎子(ゆずはれいこ)

五黄の寅とは

image by iStockphoto

毎年新年になるごとにその年の干支は何かを考えますよね。本来の干支は十干十二支が基本となっており60通りあります。この干支と中国発祥の民間の占いである九星気学を組み合わせたものの中で最も強い運気があるといわれるのが「五黄の寅」です。ここでは五黄の寅と五黄の寅を考えるための基礎となる九星気学と干支について考えてみましょう。

九星気学における五黄土星とは

九星気学とは中国発祥の占いです。中国に古くから伝わる陰陽五行説を基本として一白水星(いっぱくすいせい)二黒土星(じこくどせい)三碧木星(さんぺきもくせい)四緑木星(しりょくもくせい)五黄土星(ごおうどせい)六白金星(ろっぱくきんせい)七赤金星(しちせききんせい)八白土星(はっぱくどせい)九紫火星(きゅうしかせい)という9つに宇宙のエネルギーを区分し行う占いのひとつ。この中の五黄土星は最も強い力を持ち、9つの気の中ではとくに強い力を持つとされています。

十干十二支における壬寅(みずのえとら)年とは

現在馴染みが深い干支は十二支を中心としていますよね。多くの人は干支が十二支だけと思っているかもしれませんが、本来は十干と組み合わされるものであり60通りあるのが干支。そのなかでも2022年は壬寅(みずのえとら)といわれる年で、水のようにお金が流れるとされ、寅年は金運がアップする年ともいわれているため最も強い金運が巡ってくる年といわれていますよ。

また壬という字は妊という字の一部、寅という字は演という字の一部が使用されているため新しく生まれ出て成長が期待できる年ともいわれています。

五黄の寅の特徴

五黄の寅は九星気学が最も強い運気を持つとされる五黄土星と十二支の中でもとくに強いといわれる寅が一緒になった年。そのため五黄の寅の年は、経済的にも政治的にも新しい芽が出て成長するという一年になるともいわれています。実際、前回の五黄の寅の年は1986年、この年は戦後2番目に経済が発展したといわれるバブル期が始まった年でもありました。

また五黄の寅年に生まれた子供は強運の持ち主ともいわれています。じつは江戸幕府を開いた徳川家康は五黄の寅年生まれとか。カリスマ的な指導力や強い意志を持ち合わせていますよね。

五黄の寅の2つの意味

image by iStockphoto

五黄の寅には2つの意味があるといわれています。ひとつは36年に一度しか訪れないとても貴重な年、もうひとつは寅年のなかでも特に金運に恵まれるとされているということ。五黄の寅の年は、とくに金運が上昇するといわれる最強の運が巡ってくる年ともいわれています。ここでは五黄の寅の2つの意味を解説しましょう。

意味1 36年に一度訪れる最も強いとされる年

五黄の寅は36年に一度巡ってくる年。その理由は十二支の寅は12年に一度、九星気学の五黄土星は9年に一度巡ってきますよね。このふたつが一緒になるのは最小公倍数である36年に一度となるから。なかなか巡ってくることがない五黄の寅年ですが、寅も五黄土星もともに強い運を持っているとされるためこのふたつが一緒になるということはその相乗効果が期待できるとされています。

引越しにも最適といわれる五黄の寅の年。九星気学で大凶といわれる方角がなくなるともいわれていますよ。さまざまな移動には最適といえますよね。

意味2 強い金運に恵まれる年

五黄の寅年は、金運にも恵まれるともいわれていますよ。とくに株相場においては「千里をかける寅」ともいわれ株価が大きく変化する年ともいわれています。さらに2022年は五黄土星と壬寅が一緒になるさらに貴重な年。水の流れのようにお金が流れていくともいわれています。流れてきたお金はまた元に戻ってくるとか。新しくお財布を購入するには最適の年となるでしょう。

次のページを読む
1 2 3