四柱推命とは陰陽五行説をもとに生年月日から導かれた命式で占うもの。占いの帝王と呼ばれる的中率の高い占術です。
今回は十干のうちのひとつ「戊」の性格的特徴などを現役占い師である筆者が解説していきます。

ライター/ヤササキミカ

占い師、ヨガ講師。 タロットや数秘術をメインに鑑定。 スピリチュアルを日常に!をスローガンにライターしています。

戊(つちのえ)はどんな人?

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「戊」は十干のひとつで、自然界の五行の要素を陰陽に分けたもの。十干は甲(きのえ)・乙(きのと)、丙(ひのえ)・丁(ひのと)、戊(つちのえ)・己(つちのと)、庚(かのえ)・辛(かのと)、壬(みずのえ)・癸(みずのと)。戊は十干の中の土の陽です。
自然界で表わすと、をイメージした性格。山といっても人がなかなか立ち入らないような山岳地帯を表わします。大地のパワーを大いに取り込んだ山なので、包容力が大きいです。自分が動かなくても、周囲が自然と引き寄せ割れるような魅力の持ち主でしょう。
物事に動じず圧倒的な存在感を持ち、頼りがいのある人です。反面、周囲に自分を合わせることは苦手で、頑固な面を持っています。そしていつもはゆったりとしていますが、我慢が重なると火山が噴火するように大噴火してしまうこともあるでしょう。
では、ここからはそんな戊の人の性格を女性男性と分けて解説していきます。

戊の女性の性格的特徴:面倒見のいい姉御タイプ

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戊の女性は包容力があり、面倒見がいいので姉御肌なタイプ。特に年下からの人気が高いでしょう。そこにいるだけで人を惹きつけるような存在感で、自然と視線を集めるような存在感のある女性です。温厚で穏やかなので相談ごとも持ち込まれやすく、情が熱いので親身になってくれるでしょう

戊の男性の性格的特徴:大物感があり親分気質

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戊の男性は堂々として落ち着きがあるので大物感が漂います。貫禄があって頼りがいがあるので親分気質でしょう。ただ、その気質が強まることで威張った態度をとったり、融通が利かない物事に固執するなどの面が強まります。もともと大物感があるのでそれらの気質が強まると人に与える影響が大きくでてしまうので注意が必要でしょう。

戊の「年柱・月柱・日柱・時柱」の特徴は?

四柱推命は生年月日から「年柱・月柱・日柱・時柱」に60干支を振り分けそこから鑑定するもの。生誕年を表わす年柱、生誕月を表わす月柱、生誕日を表わす日柱、生誕時間を表わす時柱で構成されています。

ここでは戊が四柱の中にある時、どのような運勢になるのかを詳しく解説していきましょう。

戊が年柱にある場合は生意気にみられてしまう

年柱は初年期、0歳~19歳くらいの性格傾向を表わすもの。運気としては社交運や外面における運気。目上の人、上司の関係、先祖や両親との関係が見えます。社会に出た時の姿や行動、目上の人からどのように対応されるかを見ます

戊の人は頑固で融通が利かないところがあるので、目上の人の言うことを素直に聞くことができないことがあります。意識しなくても大きな態度がでてしまったり、目上の人から生意気と感じさせることがあるようです。ですが自分より、より大きな器の師に出会うと、大きく成長することができるでしょう。頼れる師を見つけると吉です。

戊が月柱にある場合はリーダーシップがある

月柱は中年期、20歳~39歳位の性格傾向を表わるもの。運気としては仕事運や家庭運、自分自身の生き方や才能を示し、自分を取り巻く人間関係も見えます。

包容力があり、人から頼られるのでリーダーシップを発揮して仕事や家庭では戊の人の能力が生きてくるでしょう。ただ、あまりに頑固になりすぎると周囲から人が離れていってしまいます。頑固にならないようにするために、新しいことに挑戦するといいでしょう。

戊が日柱にある場合は人徳がある

日柱は晩年期、40歳~60歳ぐらいの性格傾向を表わるもの。恋愛運や配偶者、自分自身のことについてが見えます。

山が動かないように不動の存在感です。恋愛でもその頑固さで柔軟に相手に合わせたり、臨機応変に対応することが出来ません。ただ、人気者なので人が自然に寄ってくるので、人の援助でどうにかなることが多いでしょう。人徳ですくわれる人です。

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