スピリチュアルの世界に身を投じて究極的な見地に行き着く過程において、「人がなぜこの世に生まれてきたのか?」ということに気付くことでしょう。その答えは「魂の修行をすること」ということ。この修行の果てにどのようなことが待っているのでしょうか?そこで今回の記事では、魂の修行についてスピリチュアリストの筆者が解説していくことにいたします。

ライター/myuza

九州出身、神奈川在住の男性です。 20年以上、スピリチュアル分野に関心を持ち、多くのスピリチュアリストの方々と交流をして、精神世界探訪をしております。 つたない経験ですが、人生に悩まれている方々の参考になるような情報をご提供させていただきたいと思っています。

魂の修行とは一体何だろう?

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人は毎日の生活の中でさまざまな経験をして成長していきます。スピリチュアル的に考えると輪廻転生という生まれ変わりの法則に基づき、自分自身の魂を成長させるためです。そのために私たちはこの世に生まれた時にさまざまなことを学習していき魂の修行に取り組んでいかなければなりません。その結果、愛情・優しさ・強さを兼ね備えて霊性が高められていきます。魂が成長していくことで波動も高くなっていき一定レベルまで到達。これまで体験したことがベースとなり、どのようなことが起きても冷静に対処することができるのです。

別の言い方をするなら、この世に生を受けたことは、魂の修行をして魂そのものを高めることと言っていいかもしれません。

1.魂のレベルを上げること

魂のレベルを高めていくために魂の修行が必要です。では、レベルを上げていくためにはどうすればいいのでしょうか?「魂のレベルを上げる」ということは、現世に生きているあなたの人生において、「なぜ生きているのか?」という目的や課題を知り、そのことについてひたむきな思いで進んでいくことかもしれません。ひたむきに生きていくことが魂のレベルを上げるための生き方。これに尽きると思います。魂は前世で繰り越してきたカルマという課題をこの世でこなしていくために生まれてきました。

そのため毎日何も考えず惰性的に過ごしているだけでは魂の成長を望むことはできないでしょう。魂をレベルアップさせていくためには、ごくありふれた日々の生活であっても気づきを増やしていくことが必要なのです。

2.自分の人生に対するエネルギー度で決まる

魂の成長は自分の人生に対するエネルギーの度合いで決まると言っていいでしょう。そのためには、いらずらにダラダラと生活するのではなく、ちょっとした物事に対しても、なぜそのようなことがあなたに起こったのかを意識することが大切なのです。ごくありふれた生活の中にあっても、意識することで気づきが多くなってくるはず。目的意識を持って前向きに生きていくことで、波動は高まっていくのです。

私たちが肉体を以てこの世に生まれてきたのは、多くのことを経験するためであり、その経験を経て人に気付きがあります。その1つひとつの経験が積み重なっていくことで、魂のエネルギーが高まり、魂レベルもアップしていくのです。

魂の修行で起こる7つのこと

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では、魂の修行をすることで、どのようなことが起こるのでしょうか?

1.思いやりが生まれる

1つは思いやりが生まれるということ。人の心の痛みを理解することで、本当の意味で思いやりを以て他人と接することができるようになります。それはあなた自身の中に心の余裕が生まれていることでもあるでしょう。残念ながら人は誰でも他人を思いやる優しさを持っているわけではありません。本当の思いやりは自分が辛いこと・悲しいことを乗り越えて心が傷つくことで初めてどのようなことなのかが分かってくるもの。最終的にはこの情念が人に対する愛情や慈しみになっていくことでしょう。

2.感謝の心が芽生える

2つ目は感謝の心が芽生えてくるということです。さまざまな経験を通して、人に対して感謝する気持ちが生まれてきます。自分1人では生きていくことができないことを悟り、周囲の人たちに感謝することができるようになってくるのです。感謝の心は次第に人の輪を広げてくれるようになります。

3.心が強くなる

3つ目は心が強くなること。数々の経験を重ねていくことで、自分を成長させるための学びがあるため人は心が次第に強くなっていきます。どんなに辛いことが人生の中で起きたとしても、決して臆せず逃げることはありません。真正面から立ち向かっていく勇気を持つことができ、自分が守りたい存在ができた時にその力が発揮されることでしょう。

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