鯉のぼりの3つの意味

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五月の節句の時、子供の健やかな成長を願って鯉のぼりを立ていますよね。じつは鯉のぼりには大きな願いが込められているのです。ここでは鯉のぼりに込められた縁起物として魔除け、立身出世、長生きという大人たちの子どもへの願いを込めた3つの意味を解説しましょう。

意味1 子供の魔除け

鯉のぼりには必ず吹き流しがついていますよね。じつはこの吹き流しは魔除けの意味があります。また家を象徴するものでもあるそうです。この吹き流しと同じように鯉のぼりにも魔除けの意味があり、子どもを魔物から守るために毎年節句の時期に鯉のぼりをあげるようになったそうですよ。

意味2 子供の立身出世を願う

鯉は努力して急流を上ることで龍となったという伝説がありますよね。このことから自分の子どもも頑張って出世してほしいという親の願いが込められているといわれています。出世することでお金を稼ぐことができますよね。子どもたちが苦労することがないようにという親の願いともいえるでしょう。

意味3 鯉は適応能力が高く長生きだから強く長く生きてほしい

昔の子どもたちは7歳までの生存率がとても低く、健康に大人になる子どもは少なかったといわれています。鯉はどのような環境でもすぐに適応することができるためとても強く、長生きといわれていますよね。鯉のぼりには子どもたちが鯉のご利益で元気に長生きできるようにという願いが込められています。

一生懸命努力することで鯉の縁起がいい効果をつかみ取ろう

鯉はとても縁起がいい生き物。ただ鯉は自分の目標のために一生懸命努力する人にその対価として縁起がいい効果を期待することができるといわれています。鯉のご利益を得るためにもあなたが一生懸命努力することが大切ですね。

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