亡くなった後に向かうといわれる世界について日本だけではなく世界中の人々は心が満たされるようなすべて真実だけで作られている「天国」があると考えています。現在、天国に向かって帰ってきたという人はまずいませんよね。人間は自らが死んだあとはどのような世界に行くのかということをそれぞれの宗教において検討しています。ここでは虚像のないきれいな心だけが生きる天国の4つの特徴と天国に行くことができるといわれる人の4つの特徴をスピリチュアルな世界に詳しい筆者が解説しましょう。

ライター/柚葉黎子(ゆずはれいこ)

天国とは

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あなたは「天国」はどのようなところか知っていますか?漠然と苦痛など存在しない憧れの世界というイメージをもっていませんか。では世界の人々はどのように天国を考えているのでしょうか。ここでは世界の人々の天国についての考え方を紹介しましょう。

ほとんどの宗教にみられる天国という考え方

天国という場所についてはキリストの教えの中のひとつとして認識されているといえます。この世で良い行いをすることで神様のいる天国へ召されるのだと。同じような考え方はイスラム教など他の宗教にも見ることができるといえるでしょう。世界のほとんどの人々は死後に「天国」もしくは「天国のように美しくきれいな世界」があると信じています。

日本における一部の仏教の宗派では仏様がいる「極楽浄土」への旅は無条件といわれていますよね。日本人のかなり多くの人は「極楽浄土」と「天国」は同じものと考えていますが、専門家によると厳密には違いがある概念だということですよ。極楽浄土は誰でも行くことができる苦しみのない仏教的な世界、キリスト教では善行者もしくはイエス・キリストに贖罪された限定された人だけが向かうことができる世界が天国。

天国へ帰るという考え方がある

キリスト教には「人々の魂の出自は全て天国、そして再び天国へと帰還することが原則」という言葉があるそうですよ。ただ現世に生まれた人が天国へ無事に帰還するためにはある一定の条件をクリアしなければ天国への帰還の望みが叶う可能性は低いといわれていますよ。

天国への帰還のための要件はあなたの「魂の輝きと美しさ」が基準といわれています。死んだ後の人々は肉体という鎧を全て脱ぎ捨てて「魂」という丸裸の状態。魂が天国へ帰還するのか、地獄を選択されるのかはあなた次第。

天国の4つの特徴

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私たちは漠然と天国とはすばらしいところとイメージしていますよね。ではまっすぐな心が住むといわれる天国とはどのような世界というのでしょうか?ただ聖書には天国がどのような場所なのかという具体的な記述はないとか。新約聖書のヨハネの黙示録に天国の描写があるといわれています。ここではヨハネの黙示録にあるという天国の詳細を紹介しましょう。

特徴1 天国では「死」は存在しない

人間はこの世に生まれ出た瞬間からいずれはあの世へと旅に出ることが決められています。これは聖書で最初の人間とされている「アダムとイブ」が神が二人に命を与えたときの約束を破ったため人間には「死」という恐怖で心がいっぱいになってしまったとか。そのため人間はその恐怖におびえることになったとされています。生命の終焉を意味するあの世への旅がない天国の人々は死を経験することなく神とともにあることができるということですよ。

特徴2 天国には嫉み妬みなどのネガティブな感情は存在しない

人間は生きている間に誰でも「ねたみ」「悲しみ」憎しみ」「羨ましい」などのネガティブな感情を抱いたことがあるはず。さまざまな差別がない天国には、根本的にネガティブな思いは存在しないとか。争いやネガティブな思いが存在しない天国では「感謝」「喜び」「楽しさ」などのポジティブな感情だけを感じるといわれていますよ。

特徴3 天国には暗闇となる夜がない

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「暗闇」は人間が本能的に恐れるもの。子どもが夜を怖がることもしばしば。夜のとばりとともに押し寄せる真っ暗な世界に人々は生きている限り恐怖を抱くということですね。真っ暗な状況がないといわれる天国にはまた太陽も存在せず、ただ神様の暖かく柔らかな光に覆われているそうですよ。

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