何気なく生活を送っている中でふと思うこと。それは「なぜ自分がこの世に生まれて来たのか?」ということです。あなたもそんな経験をされたことがないでしょうか?

人間としてこの世に生を受けたことはごく当り前のように感じるものですが、よく考えてみると実に不思議なことかもしれません。

そこでこの記事では人が生まれてくるのかについてスピリチュアリストの筆者が解説していくことにします。

ライター/myuza

九州出身、神奈川在住の男性です。 20年以上、スピリチュアル分野に関心を持ち、多くのスピリチュアリストの方々と交流をして、精神世界探訪をしております。 つたない経験ですが、人生に悩まれている方々の参考になるような情報をご提供させていただきたいと思っています。

人は何のために生まれてきたのか

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「人は何のために生まれてきたのか?」ということを普段の社会生活の中でじっくりと考える機会は、そんなに多くはないかもしれません。少なくとも、お父さんとお母さんが結婚して子供が生まれた。

それが私だったということはハッキリしていますが、成長して自分が生まれてきた理由を真面目に考える場面は人生の中で大きな苦難が立ちはだかった時くらいものでしょう。

でも、実際にあなたがこの世に生まれてきた理由はしっかりとあるのです。

やりたいことがあるため

この世に生まれてきた理由は「自分のやりたいことを実現させたいため」ということがあります。人は自分が望むことでやりたいためにこの世に生まれてきたのです。ただ、それは必ずしも楽しいばかりではありません。生活をしていると苦しいことや悲しいもたくさん経験します。

中には苦しい環境から逃げたいこともあるでしょう。人生には喜怒哀楽がつきものですが、これらをまとめて、自分が「やりたいこと」としてこの世に生まれてきたことになります。

修行するため

もう1つの理由は「修行するため」でもあります。私たちが生きる間にさまざまことを経験するものですが、良いこと・楽しいこと・悪いこと・苦しいことなど実に多くのことを経験していきますね。

仕事などで悪いことばかりの生活だったと思っていても、困難を乗り越えることでその先にはすばらしいことが待っている。こんな経験をされたことが1度や2度はあるはずです。しかも、その壁を越えたことで人として心に余裕も生まれてきます。

このように「現在より次回は、今日よりも明日はさらにレベルアップしていく」ことを意識しながら生きていくことで、そこにあなたの成長があるわけです。

生まれてきた本当の理由

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人が生まれてくる理由にはもっと奥深い意義があります。それは「霊的に進化する」ということです。ここでは生まれてきた本当の理由をもう少し詳しく見ていくことにしましょう。

人は偶然に生まれてきたわけではなかった

母親の体内で細胞分裂を繰り返して人の形になり赤ちゃんとしてこの世に生れ出てくることは、どなたでも知っていることですね。動物が生を受けることは自然の節理と言ってもいいでしょう。

しかし、これは単なる偶然ではありません。この世に生まれて存在することそのものが使命なのです。ただ、多くの人々がどうしてこの世に生まれて来たのか本当の目的を知りません。

では、どうして生まれてくるのでしょうか?

魂が親を選ぶ

「この世に生まれてくるのが偶然ではない」  このことは生命が母親のお腹に宿る時に、自ら親を選んできたということを知ると、さらに驚かれることでしょう。人は生まれてくる時に「あの母親の子供として生まれたい」と自らの意思でその人に中に入っていきます。 

これは誰の意思でもありません。あなた自身で選択しその人の中に飛び込んでいき、肉体を持って人間として生まれてくるわけです。

カルマの法則と輪廻転生に基いた生まれ変わり

どうして人は生まれてくるのか?しかも自らの意思で母親を選ぶ。初めてこのことを聞いた方は衝撃的に感じることでしょう。しかし、全て宇宙の意思たる神が私たちに与えた宿命なのです。

宇宙が私たちに与えた宿命。それは「カルマの法則」と呼ばれるもので、人は輪廻転生、すなわち生まれ変わりのサイクルの中でこの法則に基づいたルールで何世代も生まれ変わりを果たしています。

カルマとは人が生きている間に積み重ねてきた行動の蓄積した結果。現世で善い行いをすれば良い結果として蓄積され、悪い行動をすれば悪い結果を残すことになります。魂は常に進化する方法に進んでいますが、悪い結果を残すとその結果を解消させるために来世でそのマイナス分を取り消す必要があり、そのために人が生まれてくるわけです。

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