ソードの5と聞いた時、どんなイメージが浮かぶでしょうか?剣だから攻撃的な意味かなと思う方も多いでしょう。タロットカードの「小アルカナ」は「大アルカナ」と違って少し覚えづらいですよね。結果によって解釈も様々なので、このカードが出た時にどんな風に読み解いたら良いのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
今回はその「ソードの5」を占いの目的別に、タロット占い師の筆者が様々な結果の解釈と合わせて解説します。

ライター/鹿角解

フリーランスでライターとイラストレーターをしていますが、趣味で初めたタロットの的中率と評判がよく時々占い師としても活動するようになりました。タロットカードをイラストレーター、またはライター目線で解説します。

【ソード5】はどんな意味を持ったカード?

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ソードは文字通り剣が描かれた絵柄のカードを指します。「小アルカナ」はソードも含めると4つの種類があり、それぞれ1~10の番号の数字と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの計14枚で1セットです。剣は技術で生まれたものであることから、ソードのカード達は知恵を象徴するカードと言われています。また会話などもコミュニケーションも象徴していると言われていますよ。知恵も言葉も剣も、一歩使い方を間違えれば相手を傷つける事もありますね。そういった事を表しているのがこのソードのアルカナなんです。

今回は世界中で愛されている「ウエイト版タロット」の絵柄で解説します。

総合的な意味:混迷

戦いに負け背中を見せながら去っていく二人の男達と、剣を拾いながらその様子をほくそ笑みながら見つめる一人の男が写っています。何かの闘いの跡をしてしているようですね。不穏な形の雲が浮かび、この戦いが虚しいものであったことを象徴しています。このことからこのカードは混迷を表していると言われますよ。何らかの争いやトラブルが起こり、状況が混乱していることの象徴です。

自分がどの立場に置かれるのかが、正位置と逆位置で変わってきますのでそれぞれ解説しましょう。

正位置:強奪する

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ソード7が正位置の場合、自分自身が「強奪する」立場になる事を表します。混乱を極めた状況下で、自分が手段を選ばず相手を打ち負かそうとしている事を表していますよ。また駆け引きや裏工作も厭わないといった強引な手段を取ろうとしている心理であることも表しています。良い意味では野心があり、悪い意味では悪巧みをしている状態といった所でしょうか。

逆位置:奪われる

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反対に逆位置の場合は、自分自身が誰かから大切なものを「奪われる」事を意味しています。思いもしなかったトラブルやアクシデント、または相手の罠によって大切なものを奪われてしまう暗示です。また自分自身の注意が散漫になっていることや、危機感が欠如していることの警告にもなりますよ。

正位置は強奪する、逆位置は奪われる、で覚えると良いでしょう。

ソード5の正位置の解釈は?

それではソードの5が正位置で出た場合恋愛、仕事、対人、未来、金運、アドバイスではどんな意味を持つのか詳しく解説していきます。

その1.恋愛では「略奪愛」

恋愛を占ってソード7の正位置が出た場合は「略奪愛」を意味します。他人から意中の相手を奪う、浮気や略奪を行う暗示でもありますよ。また恋愛を戦略的に進めると言った意味もあります。またすでにパートナーがいる場合は、ぞんざいな扱いをしているといった警告にもなりますね。占う内容や本人の状況に応じて意味が変わってきますので、他のカードの出方と合わせて読み解くのがオススメですよ。

その2.仕事では「不正」

仕事を占ってこのカードが出た場合は「不正」を行う暗示になります。相手を追い込んだり、不正な手段で成果や利益を得ようとしている事を表していますよ。また強引な手段を行おうとしていることや、他人を蹴落とそうとしている心理を表す事もあります。このカードが出た時は自分自身の仕事の姿勢について、今一度省みるのが良いでしょう。

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