タロットカードの「審判」と聞いてどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。このカードはその名の通り「最後の審判」をモチーフにしています。「最後の審判」とは世界が終わった後人間が生前の行いから天国行きか地獄行きかを決められるという、様々な宗教で信仰されている教えの事を指します。今回はその「審判」のカードが意味するものを、占いの目的別にタロット占い師の筆者が解説していきます。

ライター/鹿角解

フリーランスでライターとイラストレーターをしていますが、趣味で初めたタロットの的中率と評判がよく時々占い師としても活動するようになりました。タロットカードをイラストレーター、またはライター目線で解説します。

【審判】はどんな意味を持ったカード?

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「審判」は文字通り「最後の審判」をモチーフにしたタロットカードです。「最後の審判」とは世界が終わった後に人間が生前の行いから天国行きか地獄行きかを決められるという、宗教の教えの事を指します。そのためカードにはその世界の終わりを記した「ヨハネの黙示録」の中の、大天使ガブリエルがラッパを吹き死者を目覚めさせるシーンが描かれているんです。このカードは自分自身が復活し、チャンスが巡ってきた事を意味するカードなんですよ。

今回は世界中で愛されている「ウエイト版タロット」の絵柄で解説します。

総合的な意味:復活

このカードは死んでいた状態から復活し再びチャンスが巡ってきた事を意味するカードです。過去を表す死者が描かれていることから、かつて失ったものやずっと温めていた計画などに関する挑戦の機会を意味します。そのチャンスが掴めるかどうかは正位置と逆位置で大きく意味が変わってきますよ。

正位置:チャンスを掴む

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「審判」の正位置は無事チャンスを掴むことを意味します。「最後の審判」のモチーフになぞらえると無事に天国行きになったと言えるでしょう。過去にうまくいかなかった事をやり直したり、関係が切れてしまった友達とまた縁が出来たり、ボツにしたアイディアが日の目を見るなどもう一度やり直せるという事を意味します。

逆位置:機会を逃す

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逆位置は反対にチャンスを掴めず機会を逃す事を意味します。「最後の審判」のモチーフになぞらえると残念ながら天国には行けなかった事を意味するでしょう。ここぞというタイミングで動けなかったり、実行に移したものの再度凍結をしたりと機会に恵まれない事を意味します。

正位置はチャンスを掴む、逆位置は機会を逃す、で覚えると良いでしょう。

審判の正位置の解釈は?

それでは審判が正位置で出た場合恋愛、仕事、対人、未来、金運、アドバイスではどんな意味を持つのか詳しく解説していきます。

その1.恋愛では「再燃」

恋愛を占ってこのカードが出た時は「再燃」を意味します。よりを戻したり、復縁が出来たりとかつての恋人ともう一度縁を結べる暗示です。また運命の相手との出会いや、過去の関係の整理という意味も持ちますよ。また結婚や再婚の意味もあります。未練がある相手がいる人や、または全く恋愛に縁のない人にも出会いが待ち受けている事を意味する良いカードです。

その2.仕事では「起死回生」

仕事を占ってこのカードが出た時は「起死回生」を意味します。凍結していたプロジェクトが動き出したり、ボツにしたものから良いアイディアを得たりと物事が動き良い結果に繋がる事の暗示です。また汚名返上や重荷からの解放など、失敗をしてしまった人にはまた評価されるという希望の意味もありますよ。このカードが出た時は迷わず自分が良いと感じたものを決める決断力を持ちましょう。

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