タロットは占いの中でも特に人気の占術です。書店でも気軽に購入できるため、一度は手に取ったり自分で占ってみたりした方も多いはず。またタロットカードの綺麗な絵柄に興味を持たれた方もいらっしゃるのでは?78枚のカードを混ぜて並べるだけでなぜ当たるのか、不思議ですよね?今回はそんな不思議なタロットカードの種類から特長・タロット占いが得意とすること・より正確にメッセージを受け取るための質問方法までタロット占いの魅力をタロット占い大好きな筆者がじっくり解説します。

ライター/こんどうまろ

スピリチュアリスト。タロットと数秘術を使い無料で占いをしていましたが今はお休み中。アロマやヒーリングの技術を取得後スピリチュアルの世界に魅了され勉強しています。

タロット占いとは

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タロット占いとは、占術の中のト術というものに当たります。ト術とは偶然から答えを導き出すもので、中でもタロットは78枚または22枚のカードを使って占う方法のことです。出てきたすべてのカードに意味があり、その内容を無視することは出来ません。もし占った結果が自分の思ったものと違う場合も、やり直しは出来ません。それはカードゲームと同じです。真摯に受け止めましょう。

ですがタロット占いの魅力は、厳しい結果を伝えることではありません。そうならないように対処方法を教えてくれるところです。「このまま行動すると、思ったような結果にはならないからこうしたほうがいいよ」といったようなメッセージが必ずもらえます。

タロットカードでよく使われているのはこの2種類

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タロットカードは元は貴族のカード遊びに使われていましたが、16世紀入るとにタロット占いに使われるようになりました。占術としての完成度が高く、人気のため現代では色々な種類のタロットカードが発売されていますよね。

今回はその中でも代表的な2種類をご紹介します。

ライダー版/ウェイト版

タロット占いで一番よく使われているのが「ライダー版/ウェイト版」です。絵柄がきれいで繊細な為、すべてのカードの意味を知らなくても絵の中に様々な象徴が描かれていて、初心者でも意味を読み取りやすく扱いやすいものになっています。また西洋占星術や数秘術も取り入れて作られているので、併せて鑑定されることも。

またライダー版とウェイト版には大きな違いはなく、ライダー版の特徴を引き継ぎ考案されたのがウェイト版です。ウェイト版はライダー版より少し絵柄が柔らかい印象になっています。

マルセイユ版

タロットカードの中でも、古くからあるのがマルセイユ版です。これを元にライダー版が作られました。マルセイユ版の特徴として、絵柄は少し荒く版画のような絵柄に原色が多く使われています。また、小アルカナの1∼10の数札には絵柄がありません。その為、絵柄がない札はカードの意味を丸暗記する必要があります。キリスト教の影響を受けているのもマルセイユ版の特徴です。

マルセイユ版はどちらかというとタロット占いに慣れた方向けで初心者には少し扱いづらいものかもしれませんね。

大アルカナと小アルカナの特徴

タロット占いに使用される78枚のカードは大きく分けて二つに分かれます。22枚からなる大アルカナと56枚からなる小アルカナです。ではこの大アルカナと小アルカナ、何が違うのでしょうか?

ここではタロットカードの大アルカナと小アルカナについて詳しく解説します。

大アルカナとは

大アルカナは22枚のカードからなり絵柄は精神的、神秘的、潜在的な意味が一枚一枚に込められています。アニメや映画などでも使われたりするので占いに興味がない方でも知っている人が多いのではないでしょうか。また、0から21までが一つのストーリーになっているのが特徴です。0番のフール(愚者)がいろいろな人と出会い、教えや気付きを得て自分の世界(THE WORLD)を完成させる物語。カードがまるで紙芝居のように展開していきます。一枚一枚がとても強い意味を持つことがわかりますよね

。一枚引きなどのYES/NOで答えられる質問や、今日の運勢などは大アルカナのみで占うことが多いです。

小アルカナとは

小アルカナは56枚のカードからなり大アルカナとは違い、補助的に使われているのが特徴です。毎日の生活の細かい出来事や短期的に解決することなど、行動や感情の変化を示します。なので占ったときに小アルカナばかりが出た場合などは、その問題は今はあまり大きな問題ではないと読み取ることも。小アルカナには大アルカナと同じような意味のカードもありますが、重要性が全然違うということです。

ですが、大アルカナだけでは細やかなアドバイスは出来ません。質問内容によっては大アルカナだけではどうしても読み違えることも出てきます。小アルカナは大アルカナをより詳しく補足するという役目もあるんです。

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