ペンタクルの5と聞いてどんなイメージが思い浮かぶでしょうか?ペンタクルはコインの描かれたカードなので、お金関連が思い浮かぶ人もいるかと思います。「小アルカナ」は「大アルカナ」と違って少し覚え辛く、解釈も様々なのでどんな風に読み解いたら良いのか悩まれる方も多いでしょう。しかし「小アルカナ」も絵柄と意味を照らし合わせると簡単に読み解くことが出来ますよ。
今回はその「ペンタクルの5」を占いの目的別に、タロット占い師の筆者が様々な結果の解釈と合わせて解説します。

ライター/鹿角解

フリーランスでライターとイラストレーターをしていますが、趣味で初めたタロットの的中率と評判がよく時々占い師としても活動するようになりました。タロットカードをイラストレーター、またはライター目線で解説します。

【ペンタクル5】はどんな意味を持ったカード?

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ペンタクルは星のマークが描かれたコインが登場する絵柄のカードを指します。「小アルカナ」はペンタクルも含めて4つの種類があり、それぞれ1~10の番号の数字と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの計14枚で1セットです。コインが描かれていることから、ペンタクルのカードは財産や豊かさを象徴するカードと言われています。数字が大きくなるたびにその意味も大きくなっていくと言われますので、ペンタクルの5は財産を築いていく中で訪れた挫折を表していると言われていますよ。

今回は世界中で愛されている「ウエイト版タロット」の絵柄で解説します。

総合的な意味:困難

雪が降りしきる中、貧しい二人の男性が教会の前を通り過ぎています。片方は全身に怪我を負い、もう片方は裸足で雪の中を進みながら俯き祈っていますね。しかし二人は教会に物乞いをするつもりはないようで、足早に通り過ぎています。このカードは描かれた場面と同じく困難な状況を表していると言われていますよ。孤立無援で着の身着のまま、絶望的な状況であることを意味するカードです。

その困難な状況は正位置と逆位置では展開が変わってきますので、それぞれの意味を詳しく解説しましょう。

正位置:状況の悪化

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正位置では状況の悪化という意味合いになります。どんどん降り積もる雪のように、絶望が積もっていくという暗示です。その困難な状況は肉体的にも精神的にも苦痛を与えるでしょう。生活が苦しくなることで絶望感を味わい、ネガティブになっているという意味も持ちます。生きることの厳しさに直面し、希望を失っている状態だと言えるでしょう。

逆位置:救い

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反対に逆位置では救いを意味します。絶望的な状態から一転し、希望が見える事を暗示するカードに変わりますよ。悪かった状況が好転していき、誰かの救いを得ることで気持ちが明るくなっていくことを象徴します。絶望から抜け出せる予兆を表しますよ。

正位置は状況の悪化、逆位置は救い、で覚えると良いでしょう。

ペンタクルの5の正位置の解釈は?

それではペンタクル5が正位置で出た場合恋愛、仕事、対人、未来、金運、アドバイスではどんな意味を持つのか詳しく解説していきます。

その1.恋愛では「諦め」

恋愛を占ってこのカードが出た場合は「諦め」を意味します。互いの関係に進展がこれ以上望めないことや、すでに冷めきってしまっているという暗示です。また相手そのものを占った時は貧乏な人、冷淡な人という意味も持ちますよ。このカードが出た時は現在の関係性を続けて良いのか、改めて考えてみるのも良いでしょう。

その2.仕事では「面倒な仕事」

仕事を占ってこのカードが出た時は「面倒な仕事」を意味します。貧乏くじを引かされるような、割の会わない仕事を任される暗示でもありますよ。また仕事のトラブルが起こる予兆であったり、仕事そのものが無くなってしまう可能性も示唆するカードです。このカードが出た時は不測の事態に備えて、準備を万全にしておくのが良いでしょう。

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