空にみられる「天使の梯子(はしご)」という光景に遭遇したことはあるでしょうか?見た方はまるで、天上界から天使が舞い降りてきているような、光の織り成す神々しい現象に目を奪われてしまうようです。
そんな美しい天使の梯子にはどんなスピリチュアルな意味があるのでしょう。今回は、綺麗な空を見つけるのが大好きな筆者が深堀りして解説していきます。

ライター/hanon*

自身の憑依・浄霊体験をきっかけに、全国各地を回り土地の浄化をしながらみえない世界の運び屋をしております。ご神事やお祈りの経験を通して、いただいた学びをわかりやすくお伝えできると嬉しいです。

天使の梯子とはどんな光景?

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天使の梯子とは、太陽が厚い雲に隠れているとき雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上に降り注いで見える現象です。

「薄明光線」といわれる気象現象で、英語ではエンジェルラダー(angels ladder)と呼ばれています。この雲の隙間から差し込む太陽の光は、神秘的で大変美しく人々の心を魅了し、世界中で人気の高い自然現象の一つだそう。

他にも天使の階段やゴッドレイ、ヤコブの梯子とも呼ばれているそうです。

ヤコブの梯子とは?

旧約聖書創世記に登場する一節に由来しています。

ヤコブが旅の途中、体を休めている時に見た夢の中に、天に向かって伸びる梯子が現れました。その梯子は天国へ登るために天使たちが上り下りしていたというのです。そこに神の声が降り、「お前が横たわっている土地をお前と、その子孫に与える」と天啓を授かった。と言い伝えられています。

また、詩人であり作家の宮沢賢治は、この風景を「光のパイプオルガン」と称していたとか。眺めているだけでまさに天上界の音楽が聞こえてくるようですね。

どんな時に出現するの?

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大自然が私たちに惜しみなく見せてくれる天空ショーである天使の梯子。ではどのようなときに天使の梯子は出現するのでしょうか。

乱雲のような厚い雲が覆っている向こう側に太陽があり、雲に切れ間が入っていること。そして、その雲の切れ間の下には雲を形成している水蒸気よりも、ずっと細かな水滴がたくさん浮遊している、という条件がそろった時にだけ現れる現象なのです。

細かな水滴がたくさん集まっているところに光が通り抜けることで、光が散乱して見える「チンダル現象」という光の特性の一つ、とされています。

時間帯では朝や夕方の太陽が低い時に見られることが多いようですね。このようにいくつかの条件がそろった時でなければ見られないことからも、遭遇するとラッキーだと言われているのです。

天使の梯子にまつわるスピリチュアルな意味とは

ヤコブの夢にも代表されるように、神様からのお知らせを思わせる天使の梯子。この光景が示すスピリチュアルな意味は大きくわけて3つあるようです。

1.願いが叶う前触れ

この光をタイミングよく見る時は願いが叶う前触れと言われています。

あなたが願いについて、考えたり思っていたりする時や何か物事を成し遂げた後に、空に降り注ぐ光を目にする。あるいは神社などの参拝の後にふっと空を見上げると、サーっと光が差し込んでくるような状況のときがそうですね。

2.天使があなたのそばにいて見守っている

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ふとしたときに、繊細な気や温かなエネルギーに包まれる感じがすることはありませんか?

そんな時は空を見上げてみましょう。厚い雲のすき間から光が差し込んできたのなら、天使たちと思いが通じているときです。「あなたのことをいつも見守っていますよ」という天使からのメッセージかもしれませんね。

3.運勢が上手く行く前兆

「正しい方向に進んでいます」というお知らせであり、自分でも予想していなかったラッキーな展開が、近い未来に起こったりするかもしれません。

大きな選択をしたり、先の見えない不安な状況のときにはとても心強いメッセージになりますね。

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