理由4 健康や医療のシンボル・ひょうたんは古くから薬などを入れていたから
ひょうたんは薬を入れる容器としても使われていました。そのため医療の象徴ともいわれています。また中国から伝来した風水では、子どもが病気になったときに枕元にひょうたんを置くと病が退散するともいわれていたようですよ。男の子は左側、女の子は右側にひょうたんを置くのだとか。この風水術は、大人でも使うことができるそうですよ。
理由5 子孫繁栄・たくさんの実をつけるから
ひょうたんが実っている様子を見たことがありますか?たくさんの蔓がのび、1本にじつにたくさんの実をつけています。また、ひょうたんの実にはたくさんのタネがあるとか。このことからひょうたんは子宝に恵まれ子孫が繁栄すると考えられとても縁起がいいといわれるようになりました。
理由6 くびれのある形状が末広がりを意味するから
日本では「末広がり」はとても縁起がいいといわれていますよね。富士山がその代表ともいえるでしょう。ひょうたんも上部が小さく下部が大きい形状をしていることから末広がりで縁起がいいといわれています。風呂敷の文様としても人気とか。
ひょうたんの数によって違う縁起物としての意味
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瓢箪はひとつでもとても縁起がいいといわれていますが、ひょうたんの数によってその意味が違うことを知っていますか?ここでは3つ揃える「三拍子」と6つ揃える「六瓢箪」の意味を考えてみましょう。
意味1 3つのひょうたん・幸運が訪れる三拍子
三拍子は昔からとても縁起がいいといわれています。三拍子は小つづみと大づつみと太鼓で奏でられる神聖な拍子のこと。とくに祝い事や神事を司るときに演奏されていたといわれています。
ひょうたんを3つ揃えることを「三瓢子(さんびょうし)」と呼んでおり、おめでたいとされる三拍子と同じ読み方をすることからひょうたんを3つ揃えると幸せや幸運がやってくるといわれるようになりました。
意味2 6つのひょうたん・無病息災を意味する六瓢箪
瓢箪を6つ揃えると六瓢箪(むびょうたん)といいます。この言葉が「無病息災」という言葉によく似ていることから無病と六瓢(むびょう)をかけたとか。健康に過ごせるようにという願いが込められているといえるでしょう。
また世界の各地域にある洪水伝説でひょうたんが身代わりになってくれるという言い伝えが多くあります。そのためひょうたんがあなたの病や災難を身代わりになって引き受けてくれるそうですよ。神社などに6つのひょうたんがついたお守りがあるのはあなたの身代わりになってくれるようにという願いから。