効果3 子宝に恵まれる
蟹は子どもが孵化するまでしっかりと抱いて育てます。子どもを大切に育てる様子は家庭円満にも見えますよね。さらに蟹は一回の出産でたくさんの卵を産み育てます。このことから蟹を食べることで子宝に恵まれるといわれるようになったそうですよ。
蟹の恩返しとは
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「蟹の恩返し」といわれる伝承についてあなたは聞いたことがありますか？蟹が恩返しのために自分を助けてくれた娘を命がけで助けるというもの。ここでは蟹の恩返しの舞台となった蟹満寺と蟹の恩返しについて詳しく解説しましょう。
寺の名前の由来となった蟹の恩返し
京都府南部の木津川市に「蟹満寺」というお寺があることを知っていますか？奈良時代以前に建立されたとても由緒あるお寺でご本尊の釈迦如来坐像は国宝。この仏像は白鳳時代（一般に645〜710年）に鋳造された丈六像で高さ2.4メートル、重さ2.2トンあります。この時代の釈迦如来坐像はわずか数体しか現存していないそうですよ。
蟹の恩返しの伝承とは
この蟹満寺に寺の名前の由来となった「蟹の恩返し」という言い伝えがあります。昔、とても慈悲深い娘がいました。ある日村人たちに食べられそうになった蟹を全部買い取り助けてあげました。数日後、娘の父親は蛇に食べられそうなカエルを助ける際、娘を嫁にやると約束。のちに後悔した父親は娘と一緒に家に閉じこもりました。信心深い父娘は一心に観音経を唱えていると、観音様が現れ救済されると伝えます。
しばらくすると蛇が暴れる音が聞こえなくなりました。翌日外を見た父娘は、ハサミで切り刻まれた蛇と無数のカニの死骸を発見しました。そのため蛇とカニの供養のため「蟹満寺」が建立されたということです。
縁起のいい蟹を食べて家族だんらんを楽しもう
蟹はとても縁起がいいといわれる生き物。ただ祝い事の中でも蟹は結婚式には出されないともいわれています。蟹のハサミで縁が切れるとか。年配の方が多い結婚式などでは注意した方がいいかもしれませんね。蟹が食卓に並ぶだけで家族の顔がパッと明るくなります。おいしい蟹を食べることで家族だんらんを楽しみましょう。