その3.自分を好きになる

いじめられた事があった人は自己肯定感が低くなりがちです。特にひどい言葉を投げかけられた場合は「自分なんてどうせ」と思いがちですが、あなたが一番に大切にすることは「自分をいじめてきた人が発した言葉」ではありません。

では、どうすべきか?今の自分をまず好きになる努力をしましょう。好きになれるところ、ありませんか?いじめを耐え抜いたその精神力はいじめっ子にはありません。ひとりで戦ったならその【勇気】や【忍耐力】が、友達がかばってくれたなら【ピンチの時に助けてもらえる人徳】があるのです。

人は見た目・親の財力・成績だけで評価されるのではありません。大事なのはその人がどれだけ魂を磨いているか、磨く努力をしているかです。人を【いじめる】という行為は、魂が磨かれる行為とは程遠い行為になります。それどころか【いじめ】は犯罪行為なので、スピリチュアルの観点から言ってもネガティブなエネルギーで魂を汚す行動なのです。

その4.いじめた相手に同情する

何故、自分をいじめてきた相手に同情しないといけないのか。それは、あなたが誰かをいじめないでいい、【幸せな環境にいる】もしくは【強い精神力を持っている】からです。

【何故いじめはおきるのか?】で説明しましたが、誰かをいじめてしまう人はそれだけ周りからストレスやプレッシャーを与えられています。それでもいじめをしない人はいますが、耐えられない場合は誰かをいじめることで、ストレスを発散しているのです。

もしくは一人では勝てないと感じて、集団でいじめるしかできないのかもしれません。(精神的に)強い人は、集団で人をいじめることはしません。大勢でいじめるということは、一人では自分が弱い人間だと自覚しているので負けてしまう恐れがあるからです。

いじめられた側は、実はいじめてきた相手より何かが優れていたり、羨ましい環境に囲まれている事が多くあります。だからと言っていじめていい訳ではありませんが、その時は誰かに不満をぶつけないと生きていけなかったと理解してあげることで、相手よりも自分は幸せなんだと気付くことが出来るはずです。

 

その5.自分の糧にする

【いじめ】という辛い経験は、そのままでは心や魂が傷ついただけになってしまい、いつまでも苦しみに囚われることになるのです。ではどうしたらいいのでしょう。

いじめられた貴重な過去を自分の糧にすればいいのです。例えば、いつか結婚して子供が出来た時「なぜ、お友達と仲良くしなければいけないのか」「いじめられた子の気持ち」「いじめられた時の対処」などを教えてあげることが出来ます。経験をしているから理解してあげれることが、沢山あるのですから。

全ての経験を自分の成長につなげることで、思い出したくないような辛い過去も「過去があるから自分は成長できた」「優しい人間になれた」と思えれば、その経験は無駄になりません。辛く悲しい経験も、魂の成長の踏み台にすればいいのです

いじめとの向き合い方

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これから【いじめ】とどう向き合っていくのかを考えてみましょう。今後いじめを目の当たりにした時やいじめられそうになった場合の対処方法を紹介します。過去に経験がある方は難しい行動もあるかもしれませんが、参考にしてみてください。

1.魂のレベルを落とさない

いじめのターゲットになりそうな時は、萎縮したり、媚びたりせず今までどうり堂々としてください。そして自分に対して悪意を感じている人にも挨拶はしてください

挨拶は人として当たり前にすることですが、している人は「良い印象」しない人や無視をする人は「悪い印象」を周囲に与えてしまいます。相手に無視をされても「自分はいじめをするような人と同じ魂のレベルには落ちない」「常識のある行動をする」ように意識して、行動することが大切です。

また【いじめ】はされた側の気持ちで決まるので、「いじめられている」ではなく「意地悪をされている」と考えた方がいいでしょう。意味は同じ【嫌がらせ】ですが、【いじめ】は精神的に上下関係が出来てしまうのに対し【意地悪】は上下関係はありません。精神的に相手の下だと自分で認めてしまわないことで、立ち向かう勇気が出ます。

2.みんなに好かれようとしない

必ずしも「みんなに好かれる」必要はないのです。テレビに出ている芸能人もファンもいればアンチもいます。誰かに強烈に好かれるということは逆に誰かに嫌われるということです。それは「光と影」「太陽と月」「男と女」と一緒で、一方があるからもう一方が存在するという法則全員に好かれることがないように、全員に嫌われることもありません

もし、自分がいる場所に仲良くしたい人がいない・もしくはわからない場合は、無理に誰か特定の人と仲良くする必要はありません。みんなの人となりを知ってからでも遅くないのです。

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