3.相手にしない

【いじめ】をする人は、相手がひれ伏すことで優越感を覚えるのです。逆に言えば、萎縮したり媚びたりの反応がなければ、「面白くない=欲しいものを与えてくれない」ので興味をなくします。毅然とした態度をとり、感情的にではなく理論的に考えて対処するようにしましょう。いじめる側も自分の行為を正当化したい気持ちはあっても、悪役や馬鹿にされた存在になりたくないのです。

【何故いじめはおきるのか】でも説明しましたが、相手の嫉妬やフラストレーションの解消にあなたが付き合う必要はありません。個人的な【意地悪】が集団の【いじめ】に変わる前に対処しましょう。

4.いじめを回避する

【意地悪】が【いじめ】に発展してしまった場合、一人で立ち向かえないことがあります。その時、周りにいる上司・先輩・友人・家族・教師や専門機関にまずは相談しましょう。それでも、なくならない時はその場所に固執する必要はありません

【いじめ】が起こり、自分では出来ることを精一杯やってダメだった場合、あなたが精神をすり減らしてまで我慢する必要はなく、逆にそこに留まるべきではないのです。いじめは未然に防ぐことが出来ますが、場所によってはいじめを見て見ぬふりする所もあります。あなたの問題ではなく、あなたが弱い訳ではないのです。いじめが起こる場所に問題があるだけで、そこに我慢して居る必要はありません

5.ありがとうを口癖に

「すみません」よりも「ありがとう」を口癖にしましょう。感謝の言葉は、言った方も言われた方も気分がよくなる魔法の言葉です

使い続けるとあなたのエネルギーがよりプラスになり、マイナスエネルギーを纏っている者は近寄りにくくなります。そして同じプラスのエネルギーの人を引き付けることで、少しずついじめとは縁が無くなっていくでしょう。

いじめをする人の末路とは

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いじめをした人は罰を受けないのでしょうか。いじめられた側は深く傷ついたのに、理不尽だ!と思いますよね。確かに【いじめ】は犯罪行為ですが、まだまだ裁かれる人は少ないのが現状です。いじめられた側が幼い場合や精神的に追い詰められていたら、警察などに相談できない場合も多々あります。

警察や弁護士に相談する場合は、証拠が必要になり怪我をしていても誰に傷つけられたかが分からなければ、訴えることは難しいのです。(いじめられた事を詳細に日記に付けたり、ボイスレコーダーの記録が必要です)

仮に現世の法律で裁かれないとしても、必ず亡くなった後に裁かれます。もしもいじめていた相手がそれを苦に自殺した場合は、今の法律では証明できなくても殺人者です。口ではいじめてないと言っても、実際に手を下してなくても人を死に追いやったのですから。魂は自分がしたことを記憶してますし、嘘をつくことは出来ません。

そして生まれ変わったら、自分がしたことの因縁を背負って生まれます。人を死に追いやったということは、来世はそれ以上の苦しみを耐えるために生まれてくるのです。死んでから裁かれ、生まれ変わっても自分のしたことの責任を取るために生まれるのですから、いじめがどれだけ罪深い事かがよくわかります。

いじめをなくすために出来ること

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いじめをなくす為には人と人を比較しないことです。人はそれぞれ違った考えを持っていて、得意なこと・不得意なことはその人によって違います。「自分が出来るから周りも出来て当然」「先輩だからミスをしないのが当たり前」という考えは、無意識に心の中で人と自分とを比べて優劣をつけてしまっているのです。学校や会社の中では特に精神的な上下関係を作ってしまう原因になるでしょう。

「いじめ」は基本的に「自分が優位に立ちたい」「力を誇示したい」という承認欲求から来るものです。人の個性を認めてあげられる環境を作れれば「いじめ」は自然と減っていきます

「いじめ」は「陰口や悪口」から「意地悪」になり「いじめ」に発展していくものなので、その時点で止まれば「いじめ」は起きません。

いじめのない世界

いじめはをなくすには、結局のところ自分が変わらなければいけないのです。集団の中に孤立している人がいても、必ずいじめられている訳ではありません。ひとりでいることを恐れない強さを持てれば、いじめられることはないのかもしれませんね。

よく、いじめられる方にも原因があるなんて言われますが、圧倒的にいじめる側に原因があります。自分とは合わない人がいるなら、付き合わなくてもいいのにわざわざストレスのはけ口にするのですから。それでもいじめられる側に原因があるとすれば、いじめられた時に強く自分の意見を言わない・行動しない所なのかもしれません。

いじめられた人は「自分の性格や容姿・生まれた環境」を馬鹿にされたり悪口を言われますが、そこはいじめられる原因とは関係ないのです。似たような人は世界に沢山います。自分の存在が悪い訳ではなく、いじめられた時の対処が間違っているだけです。

いじめをなくすことは完全には無理なことかもしれませんが「いじめを減らすため」「いじめられて命を絶つ人をなくす為」にはまず、大人が子供に対して愛情を持って教えていくことが大切なのだと思います。感情的になって怒ってばかりいたり、きちんと話を聞かないまま頭ごなしに注意することがないように気を付ける必要があるのではないでしょうか。

人をいじめる子供たちを減らすことは、大人の大切な役目の一つだと強く感じました。

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