警察庁によると自殺者数は全体的に見ると減ってきてはいますが、若い世代(10代~30代)に関しては増加しています。体だけでなく心まで傷つくと一生消えないトラウマになることもあり、深刻な社会問題だと言われていますよね。
一度いじめられたら学生時代だけではなく、就職してからも人間不信から職場でうまくコミュニケーションを取れなくなったり、まわりに馴染めず退職や転職を繰り返してしまう人もいます。【いじめ】で受ける心の傷は人それぞれ違い、いじめられた期間・いじめられた方法によっても変わってくるでしょう。
今回はいじめによって心に傷を負った人達にが、少しでも傷を癒せる方法・立ち直る方法をスピリチュアルな観点を交えて解説していきます。
ライター/こんどうまろ
スピリチュアリスト。タロットと数秘術を使い無料で占いをしていましたが今はお休み中。アロマやヒーリングの技術を取得後スピリチュアルの世界に魅了され勉強しています。
いじめの定義
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【いじめ】の定義とは何でしょう?それは相手からすれば「いじり」や「おふざけ」の行為でも受け取る側が「辛い」「悲しい」と感じたら【いじめ】になります。セクハラと同じで受け取る側の気持ちが重要なのです。
また【いじめ】は時代と共に変化しており、現代のいじめはより悪質で特に精神的に追い詰められるものが多くなってきました。「1対1」ではなく「1対集団」の精神的なダメージにより、目に見えない傷が一生残る場合も多くあります。またひどい場合には、それを苦に自ら命を絶つ人もいるのです。
何故いじめはおきるのか?
そもそも何故、人は人をいじめてしまうのか?いじめたことがある方は、あまり自覚していないかもしれません。逆にいじめを受けた側からすれば(自分に特に非がない場合は特に)「なぜいじめられたのか」不思議に思うでしょう。理由が見当たらない場合は、自分自身を悪者にして納得してしまうこともあるので、[いじめをする人の心理]を理解することは自己嫌悪に陥らない為に大切なプロセスです。
それではいじめが起きる主な原因を2つ解説します。
1.家族間や私生活のトラブルから来るフラストレーション
実はいじめている側も何かしらのストレスを抱えています。周りからは恵まれた環境に見えている場合でも、いじめの首謀者となる人は、家族間や私生活のトラブルを抱えている可能性もあるのです。【家族とうまくコミュニケーションが取れていない・自分をうまく表現できる場所がない・良い子でいないといけない】など一定のプレッシャーや愛情の不足を感じてしまい、その強いフラストレーションから発散する場所を求めている人が、いじめをしてしまう傾向にあります。
また立場が上の者からのプレッシャーや見下されるような行為は、自分を【弱者】と感じてしまい過剰に苛立ってしまうのです。(例えば、「親・先輩・上司・教師」など)
その結果、自分も優越感を感じたいという思いや立場が上の者と同等になりたいという憧れから、(精神的に)弱い人を探して同じように振舞うことで、いじめが始まることがあります。
2.周りに合わせないといけないという強迫観念
自分は「いじめ」はしたくないのに、いじめてしまうことがあります。それは、自分の仲のいいと思っていた子が誰かをいじめている時、または自分がターゲットにされそうになった時です。自分の仲のいい子が誰かをターゲットにして、些細な事からいじめに発展することがあります。ちょっとした仕返しのつもりからヒートアップしてしまうことがあるのです。
また誰かをいじめている人と一緒になっていじめないと、自分が次のターゲットにされてしまうので調子を合わせてしまうこともあります。どちらも選択権は自分にありますが、自分の身の安全を確保することを優先した結果、一緒にいじめてしまうこともあるのです。
いじめから立ち直る方法
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過去にいじめを経験した方は、時間がたった今でもその記憶を忘れられず、苦しんでいるのではないでしょうか?学生時代ならクラスにいることも辛かっただろうし、親や先生にも言えずひとりで悩みいじめに耐えた人もいるでしょう。体についた怪我やあざは治るものもありますが、心の傷は見えない分厄介で薬で治せることはありません。
ではどうやっていじめから立ち直ればいいのでしょうか?難しいかもしれませんが、出来ることを一つでも試してみて下さい。それでは【いじめから立ち直る方法】を説明していきます。
その1.いじめられたことを受け入れる
いじめられた過去を辛いからと言って無理に忘れようとしないでください。その経験はあなたの黒い歴史ではありません。あなたの【辛い経験】は、いつかどこかであなたを成長させてくれるはずです。失敗も成功も、全ての経験はあなたを成長させる糧となるのですから。
無理に忘れようとしないで、辛く悲しい期間を耐え抜いた自分を褒めてあげましょう。【いじめ】は、する方は簡単ですが、ひとりで耐えることの方がよほど辛く難しいことなのです。
その2.悲しくなったら泣く
もしも過去の記憶が蘇って悲しくなっても、無理をして気丈に振舞うことはありません。悲しくて泣きたくなったら、目一杯泣いて感情を吐き出してください。【泣く】という行為は心を浄化します。ネガティブな気持ちに支配されている時は特に、泣くことで心と魂を浄化する作用があるのです。
涙と一緒に、「恐怖や悲しい気持ち」「辛かった思い出」「吐き出したいネガティブな感情」を出し切ってしまえば、泣き止んだときに気持ちがスッキリしていることに気付くでしょう。