3.死霊

【死霊】とは生きている者が亡くなってから49日までの間の魂の存在を死霊と言います。人は亡くなってからあの世へ行くまでに49日かかると言われており、その間7日ごとに閻魔大王から審判を受けます。最後の49日目に最後の審判を受けてあの世へ旅立つのです。

もし49日経っても自分が亡くなった事に納得できなかったり、未練や恨みなどがあって成仏することを拒んだ場合は、浮遊霊や悪霊となりこの世を彷徨うことになります。

4.幽霊

幽霊とはこの世に強く未練を残して亡くなったものを指します。生きている者に何か強く訴えたい時や心残りがある場合に姿を現し、自分の想いや要求を叶えてもらうために強く現世に留まっているのです。

有名な話として「子育て幽霊」というお話はご存じでしょうか?子供を身ごもったまま亡くなった娘が墓に埋葬されます。その娘は墓の中で出産し子供を育てる為に飴屋へ夜な夜な飴を買いに行くのです。不審に思った飴屋の店主が後を付けて行くと、墓の中で飴を食べている赤ん坊を見つけるというお話があります。我が子をどうにか育てたいと強く願った女の幽霊の話です。

この後女の幽霊に「赤ん坊を立派に育てる」と話したところ、項垂れるように頷き女の幽霊は消えてしまいました。このように、亡くなる前や成仏する前に強い心残りがある場合は幽霊となり人の前に姿を現します。

霊にとり憑かれない方法

生きていても霊に「とり憑かれやすい人」と「とり憑かれにくい人」がいます。 何が違うのでしょうか。またとり憑かれない方法はあるのでしょうか?霊からの悪影響を受けないために自分で出来ることをいくつか紹介します。

1.完全無視

霊はその存在に気付いてほしいものが多いので、心霊現象があったり心霊スポットなどに間違って足を踏み入れてしまっても過剰に怖がらず堂々としていることでとり憑かれにくくなります。逆に小さなことにも反応したり、霊が視えていないのにも関わらず「視える」と嘘をついてしまったりしていると霊に興味を持たれることがあるでしょう。

2.気を強く持つ

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もし無視ができなくて反応してしまう人は、「あっちに行け!」「私にできることは何もない!」「憑いてくるなっ!」と強く念じることです。大きな声を出したり大きな音を立てるのも効果があります。勘が鋭い人は特に気付いてしまうことが多いので、霊に対して「興味はない」とあからさまな嫌悪感を出すといいでしょう。もともと人間だったので、存在を認めてくれると嬉しいし存在を無視されたり嫌われたりすると寂しくてどこかに行ってしまうのです。

3.いい意味で鈍感になる

普段から優しすぎる人や押しに弱い人はとり憑かれやすい傾向があります。車道で亡くなってる動物を見て過度に同情する・苦手な人とも自分を押し殺して仲良くしてしまう・嫌な役を断り切れず押し付けられてしまうなど、心当たりがある人は要注意!いい意味で鈍感力を鍛えましょう。

特に人に嫌われたくない人や自分が我慢すればいいやと思ってる人は悪霊だけでなくマイナスエネルギーを持った人も寄せ付けてしまいます。勇気をもって自分の考えを言えるように、難しい場合は出来るだけ関わらないようにしないと自分もマイナスエネルギーをまとってしまうのでご注意を。

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