霊媒や憑依というと、ユタやイタコがおこなう口寄せや、もしくは心霊スポットなどで霊にとりつかれることを想像される方が多いのではないでしょうか。少し怖い感じがしますよね。特に霊能にかかわるお仕事をされていなくても、体質的に霊を引き寄せやすい方もいるようです。
そんな霊媒・憑依体質の方にはどのような特徴があるのでしょう。この記事では、筆者の経験をふまえて解説していこうと思いますので、どうぞおつきあいください。

ライター/hanon*

自身の憑依・浄霊体験をきっかけに、全国各地を回り土地の浄化をしながらみえない世界の運び屋をしております。ご神事やお祈りの経験を通して、いただいた学びをわかりやすくお伝えできると嬉しいです。

霊媒・憑依体質とは?

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この世は姿かたちのあるもの以外にも、たくさんのエネルギーや霊的存在に溢れ、共存しています。

霊媒・憑依体質とは、そういった神霊や邪気など、目には見えないものの影響を受けやすい体質のことです。さらに、霊のほかにも人の思念や土地・自然のエネルギーに敏感に左右されてしまうこともあるでしょう。

引き寄せてしまう要因を持っているため、本人が望んでいないにもかかわらず、霊に寄りつかれてしまうのです。そういった体質の人は霊的世界の方からすると、光って見えるので吸い寄せられてしまうのだそう。祓っても祓っても次々に霊につかれてしまうため、「霊障」として日常生活に影響が出ている場合もあります。

憑依体質と霊媒体質の違い

憑依と霊媒は、霊的なものに敏感な体質として同じ意味合いとされることが多いですが、経験からすると少し違ってくるように思います。大きくは憑依を「コントロールできるか」になるようです。それぞれの特徴を整理するとこのようになります。

憑依体質とは

憑依体質は、自分と外側との境界線が弱いため、神霊や他人の念などが絶えず入ってきてしまいます。人混みなどを歩いているだけで、スポンジのように念や霊を吸い取り、憑かれた状態になってしまうことがあるでしょう。

自分の中に引き込んでしまうことが多いため、心や体の状態が変化し、エネルギー的な影響が残りやすいことも。低い波動の霊や念が原因だと心身の疲労や、感情の起伏が激しくなりますが、本人は覚えていないこともよくあるようです。

霊媒体質とは

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霊媒体質も同じく、外部のエネルギーに影響されますが無意識ではなく、自分の体や感覚を意図して霊媒として貸し出すことができるように思います。憑依体質を意識的に扱えるのが霊媒体質であり、必ずしも神霊を自分の中に取り入れてしまうのではなく、一線を引いて媒介するなどコントロールできる点が違ってくるようですね。霊的な影響を受け続けるのではなく、霊とつながる回線を切れば元の状態に戻ることができます。

霊媒・憑依体質の特徴6つ

では霊媒・憑依体質の特徴とはどのようなものでしょうか。共通している大きな特徴は以下の通り、チェックしてみましょう。

1.人混みが苦手

混雑した街中や繁華街、満員電車にいると疲れてぐったりしてしまいます。

2.疲れやすく病気になりやすい

ある一定の人に会うと疲れ切ってしまう、人と会った後急に眠くなるなど、エネルギーを消耗しやすいのが特徴。また、突然の発熱や頭痛、下痢などが起こりやすいこともあるでしょう。

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