人間には色々な感情がありますが、それを「念」という形で他人を振り回してしまうことがあることをご存知でしょうか?いわゆる「生霊(生き霊)」という存在です。

この「生霊」は時として他人に呪詛のような怨念として悪影響を与えてしまうこともあります。そこでこの記事では生霊がどのようなもので飛ばされるとどうなるかや飛ばしやすい人の特徴などをスピリチュアリストの筆者が解説していくことにいたしましょう。

ライター/myuza

九州出身、神奈川在住の男性です。 20年以上、スピリチュアル分野に関心を持ち、多くのスピリチュアリストの方々と交流をして、精神世界探訪をしております。 つたない経験ですが、人生に悩まれている方々の参考になるような情報をご提供させていただきたいと思っています。

生霊とは

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そもそも「生霊」とはどんな存在なのでしょうか?通常、霊魂は亡くなった人の魂が肉体から抜け出た霊的な存在ですが、時間的観念はないものの「生霊」は今生きている人の霊魂が身体の外に抜け出て「意識体」や「残留思念」として漂っているものとして理解することができます。

生霊が発生する時

生霊が発生する場合とは、特定の人が強い執念を持ち執着する相手に自分の魂を飛ばす時に起こることを意味しています。

呪いの一種として理解されることもあり生霊を飛ばしている人は魂のエネルギーを生霊として分離してしまうので、霊的な生命力が弱まってしまうことが知られていますが、結果的は呪いも生霊の1つですね。

生霊が飛ばされるとどうなる?

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では、生霊が飛ばされるとその念を受けた人にはどのようなことが起こるのでしょうか?

いくつかのパターンがありますが、ここでは3つのケースで見ていくことにしましょう。

是非参考にしてください。

1.死んだ人の霊ではない生霊の場合

生霊は死んだ人の霊魂ではなく、未だにこの世に現存している人間の霊魂が強い念の塊として抜け出たものです。

普通は肉体と霊魂はセットになっているために、身体から分離することがありません。しかし、あまりにも強い執念の感情が高まり、念となった霊魂の一部が生霊となるケースがあります。

このような場合の生霊が飛ばされると、女性の人が恋焦がれている男性に対して愛情の念を送ったり、男性が意中の女性に振り向いてくれないために憎しみの感情を相手に送ってしまい、その念を受けた相手が体調を崩したり不幸な出来事に苛まれてしまうのです。

あなたもそんな経験があるかと思います。一度過去の出来事を確認してみることもいいでしょうね。

2.除霊が難しい生霊の場合

2番目のケースでは除霊が難しい生霊の場合が挙げられます。前項でも触れたように生霊は生きた人間の念が魂の一部として肉体から抜け出た霊魂。

この生霊で面倒なことは相手に強烈な執着心や憎しみの念を飛ばしているので、一般的な悪霊や地縛霊を除霊するより扱い方が難しくなってきます。

霊能者が浮かばれぬ霊を浄霊したり、人に憑依した動物霊を除霊することは比較的に難しいものではありません。(但し、正しい浄霊・除霊を学んでいる霊能者に限ります)

しかし、生霊を除霊することができたとしても、その怨念的なエネルギーは生霊を飛ばした相手に戻っていき、生きている人間のために実生活で大きな影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。

3.呪いの危険性がある場合

そして、3点目は最悪の生霊が飛ばされた場合のケース。それは「呪い」や「呪詛」とも言える生霊と言っていいでしょう

世の中には実際の呪いの術で相手を呪い殺してしまったという歴史もあるほどです。しかし、現代でもこのようなことが起こりえる可能性は大いにはらんでいます。

特に「わら人形」などは呪詛という生霊の最たるものかもしれません。深い憎しみと恨みで相手の命を奪おうとする呪いの危険性を持つ生霊は生半可な除霊では対処することが難しいのです。

生霊を飛ばしやすい人

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人が嫉妬心や恋愛心から相手に強い念を抱くことで、魂の一部が肉体から離れて飛んでいく生霊。このマイナスの霊的エネルギーを飛ばしやすい人の対象としては次のような特徴があります。

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