死んでも意識は消えない

魂の実在性を考える上で「意識」の面でアプローチしてみるといいでしょう。「人は肉体だけの存在ではないか?」ということを考えてみると、目で見える部分は肉体のみとなっています。

しかし、人の身体は見えるものだけで構成されているわけではありません。見えないもの、すなわち「意識」も重要な要素で感情・思考・精神なども含めて人には意識があります。このことから人間は「肉体+意識」であり、意識と肉体は独立した存在でもあるのです。

生きている時は肉体と意識は1つの存在で活動しているように思えますが、後述する臨死体験や瞑想により意識を肉体から分離させる幽体離脱のような現象でも意識があるのですから、魂の存在を認識できるのではないでしょうか。

臨死体験

2つ目として一時的に死後の世界を垣間見ることができる「臨死体験」があります。心臓が停止して救急医療に運ばれている中で、幽体が肉体から抜け出し自分を見下ろしているという話や三途の川を見た話を耳にしたことがある人もいらっしゃるでしょう。

最近では臨死体験に関して医学分野での研究も進んでいますが、「あの世を見てきた」という人の経験談を見ると、魂の実在性が理解できるのです。

魂の役割

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ところで魂はどのような役割があるのでしょうか?ここで魂の役割を考えてみたいと思います。

魂が進化するために生まれ変わる

わたしたちは肉体・心・魂を持ってこの世に生まれてきます。その人生は80年から100年。しかし、肉体の寿命を終えて死を迎えても来世で生を受ける「生まれ変わり」を繰り返しています。どうしてこのようなことがあるのか?

それは、魂が常に進化する宿命を持っているためです。魂は現世でさまざまな経験を積んでいき、少しずつレベルアップしていく使命を帯びています。そのために肉体は滅び去っても魂は永遠に不滅な存在なのです。

カルマの法則に基く輪廻転生

魂がおのれの進化を遂げるために、現世で肉体を持ち磨きをかけることが役割と言ってもいいでしょう。この役割を果たすためにあるのが「カルマの法則」と「輪廻転生」

「カルマ」は生きている時に行った行動の結果の蓄積であり、現世で果たせなった課題を来世以降で消化させるために生まれ変わりの「輪廻転生」があるのです。

あなたの中にある魂

魂は人の身体の中に存在していることは前述の通りですが、筆者にもあなたにも魂はもちろん存在しています。個々の魂は肉体を持つ人に対し進化するためのアドバイスをしてくれる存在。

よく霊能者が先祖の霊とコンタクトしてあなたが成長するために必要なアドバイスをしてくれるシーンがありますよね。しかし、実際にはあなたの魂が霊媒師を通して成長するための活動を支援していることもあるのです。

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