今回はその「ソードの7」を占いの目的別に、タロット占い師の筆者が様々な結果の解釈と合わせて解説します。
ライター/鹿角解
フリーランスでライターとイラストレーターをしていますが、趣味で初めたタロットの的中率と評判がよく時々占い師としても活動するようになりました。タロットカードをイラストレーター、またはライター目線で解説します。
【ソード7】はどんな意味を持ったカード?
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ソードは文字通り剣が描かれた絵柄のカードを指します。「小アルカナ」はソードも含めると4つの種類があり、それぞれ1~10の番号の数字と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの計14枚で1セットです。剣は技術で生まれたものであることから、ソードのカード達は知恵を象徴するカードと言われています。また会話などもコミュニケーションも象徴していると言われていますよ。知恵も言葉も剣も、一歩使い方を間違えれば相手を傷つける事もありますね。そういった事を表しているのがこのソードのアルカナなんです。
今回は世界中で愛されている「ウエイト版タロット」の絵柄で解説します。
総合的な意味:不正
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男性が剣を持ち逃げしようとしています。後ろにはテントと、複数の人影が遠くで何かをしていますね。男性は警戒するように後ろを振り返りながらコソコソと剣を運んでいます。きっとまだ気づかれていないのでしょう。このカードはその場面の通り「不正」を表しています。こっそり何かを盗むような、悪巧みをしているという意味を持つカードなんですよ。
この不正を行っているのが自分か他人か、それは正位置か逆位置かで判明します。
正位置:画策する
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ソード7が正位置の場合、不正を行っているのは自分自身になります。そのため正位置では「画策する」という意味になりますよ。このカードは今まさに自分が何か裏で悪いことを行おうとしている事、危ない橋を渡ろうとしていることを暗示しています。また責任逃れをしようとしていることや、それによる罪悪感を無意識に抱えているという意味が含まれる事もあるんです。
逆位置:警戒する
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反対に逆位置の場合は、不正を行っているのは他人になります。そのため逆位置はそれに気づき「警戒する」という意味になりますよ。誰かの悪意を察知し、自分に危険が迫っていることを感じ取っているサインです。また、迫っている危険は自分に向けられたものではない事もあるので、誰かを助けるという意味にもなりますよ。このカードが出た時は万全に備えましょう。
正位置は画策する、逆位置は警戒する、で覚えると良いでしょう。
ソード7の正位置の解釈は?
それではソードの7が正位置で出た場合恋愛、仕事、対人、未来、金運、アドバイスではどんな意味を持つのか詳しく解説していきます。
その1.恋愛では「不誠実」
恋愛を占ってこのカードが出た時は「不誠実」な状態であることを表しています。例えば浮気をしていたり、恋人を取ろうとしていたりなど健全でない状態を表していますよ。また相手の携帯や情報を勝手に見ようとしている、などの危険な事も表しています。もし恋人のことを占ってこのカードが出た時は、今一度その恋愛が正しいものか、自分がやろうとしていることが誠実かどうか考えてみてください。
その2.仕事では「悪い評判」
仕事を占ってソードの7が正位置で出た場合は「悪い評判」を意味します。正位置の意味そのものの、不正を働こうとしている状態の暗示です。またスパイ行為や横領といった、コンプライアンスに欠けた行為も意味しますよ。また機密情報の漏洩や夜逃げといったトラブルを暗示することもあります。もしこのカードが出た時は、素直に警告と受け取り自分の姿勢を顧みてみましょう。