そんな時は簡単にできるお清めで気分を一新してみませんか?身を清めるにはさまざまな方法がありますが、ここではすぐ活用でき、日常でも簡単に取り入れられる方法を厳選してお伝えしていきます。
ライター/hanon*
自身の憑依・浄霊体験をきっかけに、全国各地を回り土地の浄化をしながらみえない世界の運び屋をしております。ご神事やお祈りの経験を通して、いただいた学びをわかりやすくお伝えできると嬉しいです。
身を清めるとは?~古代から大切にされてきた禊の意味~
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身を清めるとは、厄や邪気などのケガレを祓い、心身を清浄にすることをいいます。
「古事記」や「日本書紀」によると、お清めの起源は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が死者の住む黄泉の国から帰ったのち、水に入りケガレを清めたことが始まりとされているようです。水で体を洗いケガレと厄災が取り除かれたことで、天照大神や須佐之男命、月読命といった高貴で神聖な神々を授かることができたと伝えられています。これが禊=お清めの原点であり効果だといわれているのです。
どんな時に身を清めたらいいの?
厄年に寺社で厄払いの祈祷を受けた方もいるのではないでしょうか。これも身を清める方法のひとつです。結婚や成人、還暦といった人生の大きな節目に行なうのも大切でしょう。
そして厄や邪気は、日頃の生活の中で少しずつ積もっていくものです。手軽にできるお清めをこまめに行い、邪気祓いや厄を落としましょう。何か心がモヤモヤするとき、気持ちをリフレッシュしたいとき、悪い流れを断ち切り運を上げたいとき、新しいスタートを切りたいときなど、身を清めることでケガレが祓われ、新たなパワーを呼び込むことにつながります。
また、神仏に願掛けなどをした場合には、願いが通るまでは寄ってくる邪気を祓い、心身をを清らかに保っていることが重要です。
身を清める方法おすすめ16選
今回は水、火、塩、音などアイテム別に浄化方法をまとめてみました。それぞれに特徴がありますので、目的にあった方法を選んでみるのはいかかでしょうか。
水のお清め
水はすべてのケガレを包み込み洗い流してくれます。その絶大な浄化パワーをくまなくいただいて利用しましょう。
1.頭のてっぺんからシャワーを浴びる
滝行や水垢離のように頭頂から全身に水浴びすることで不浄な気が流れ落ち、身体はもちろん幽体も清めることができます。神道の作法に則り、頭の上から左3回右3回左3回、中心から徐々に大きくなるように円を描きながら「祓いたまえ、清めたまえ」の言葉を唱えると良いでしょう。
2.手洗い・口すすぎ
イザナギの禊の簡略化で、神社参拝前に手水舎でも行ないますね。手のひらからは邪気が入り込みやすいので、物事を始める前や区切りのときに、一旦リセットする気持ちでお清めすると気分もさっぱりとするでしょう。
3.水仕事
家事の一つ「水仕事」をするだけでもお清めとなることはご存じですか?毎日何気なくやっているトイレやお風呂掃除、茶碗洗いなど流れる水を使った家事は、直に水に触れ自然界の循環につながる立派なお清めとなります。玄関や床の水拭きも下に溜まった気を動かし循環させることになり、浄化のエネルギーが生まれているのです。