今回の記事では、妻の死の受け入れ方について、スピリチュアリストの筆者が解説していきます。
ライター/myuza
九州出身、神奈川在住の男性です。 20年以上、スピリチュアル分野に関心を持ち、多くのスピリチュアリストの方々と交流をして、精神世界探訪をしております。 つたない経験ですが、人生に悩まれている方々の参考になるような情報をご提供させていただきたいと思っています。
死は残された人のための試練
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愛する妻がもうこの世にいないと故人を偲ぶ時、「妻のためにもっと自分にできることはなかったのか?」と後悔する人が少なくありません。しかし、スピリチュアルの観点から見ると、人は病気などで苦しみながら亡くなっていったとしても、肉体という衣を脱ぎ去り魂の姿に戻るだけのこと。死後の世界では、一切の苦しみがありません。
しかし、残された私たちはどのようにして妻の死の悲しみから抜け出せばいいのか?
遺族にとって愛する人の死は、これから現世で生きていくための試練と言ってもいいでしょう。
まずは、悲しみの感情をしっかり顔に出して涙が枯れるまで泣くこと。そうすることで妻に対して心から感謝することができるのです。
死は終わりではない
人間が亡くなった時、残された遺族は誰でも「成仏してほしい」と願うもの。その一方で、「生きているこの世がすべて」と考えている人もいらっしゃいます。
しかし、死ぬと本来の姿である魂に戻るだけのことであり、死んだら終わりではないことを知って頂きたいのです。そのことが理解できると愛する妻の死に対して絶望的になる気持ちが次第に薄れていきます。
妻の死を受け入れる5つの方法
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このようにスピリチュアル的な観点で考えていくと、少しは心の悲しみから解放されることでしょう。ここで妻の死を受け入れるための方法をご紹介いたしましょう。
1.遺品に触れてみる
家族が亡くなり葬儀も無事終わったなら次にやるのか遺品整理。実はこの遺品に触れてみることで妻の死を少しずつ受け入れられるようになってきます。普段の生活で使っていた遺品を整理しながら「そちらの生活はどう?」と妻に心の中で問いかけてみましょう。
慣れないうちは、この方法は非常に深い悲しみに襲われるかもしれませんが、徐々に平穏な心の状態に戻っていけるはずです。
2.思い出の場所を訪ねてみる
2つ目は、思い出の場所を訪ねてみること。妻とよくデートした場所や旅行したところを訪ねてみてください。そこには妻の姿があるわけではありません。しかし、あなたの妻に対する想いと楽しかった日々の記憶を合わせて彼女のことを心に念じることで、天国にいる妻の魂を呼び出して会話することができるのです。
但し、これを実現させるためには、あなたが霊的な心の高まりと奥さまの魂の浄化ができていることが前提。いつでも会いたいという願いが叶うようになるのは、彼女の魂が天国と呼ばれる別次元の世界に昇天してから。このことが理解できるようになると、場所に縛られることなく、いつでも再会できると思えるようになります。
3.カウンセラーに相談してみる
妻の死はまさに愛別離苦。心がかきむしられるような苦しみと悲しみが襲いかかってくるはずです。時間の経過とともにその悲しみが薄れて行けばいいのですが、どうしてもそこから抜け出すことができない場合は、カウンセラーに相談してみるのもいいでしょう。
決して一人だけで苦しまないでください。専門家のカウンセリングを受けることで、次第に妻の死を受け入れていくことができるようになります。
しかし、生前、美しい状態の魂で生活していないと、故人との触れ合いが難しくなるケースも。そのためにお世話になっている教会やお寺を訪ねてみて相談してみることもおすすめです。
4.無理に忘れようとしない
意外に思われるかもしれませんが、無理に妻の死を忘れようとしないことも1つの方法。人によっては愛した人の悲しみを乗り越えて新たな運命に自分の人生を賭けるケースもあります。しかし、そのようにすぐに気持ちを切り替えることができない方が多いでしょう。
その時に「このままではダメだ」と思い、妻のことを忘却の彼方に追いやろうとするかもしれません。たとえ時間が流れていったとしても簡単に記憶の中から捨て去ることはできない。むしろ忘れようと必死になるため、余計に妻のことを思い出して苦しんでしまうのです。
思いきって忘れることを止めてみてください。そうすることで苦しみ・悲しみから解放されて精神状態が楽になってきます。