皆さんは”魔女”という言葉を聞くとどのような姿を思い浮かべるでしょうか?とんがり帽子をかぶり、魔法を使う女性というイメージがあるかもしれませんね。でも、どうして魔女がとんがり帽子をかぶっているのか、深く考えれば考えるほどに不思議に思ってしまいますね。

そこで今回の記事ではスピリチュアリストの筆者が解説していきましょう。

ライター/myuza

九州出身、神奈川在住の男性です。 20年以上、スピリチュアル分野に関心を持ち、多くのスピリチュアリストの方々と交流をして、精神世界探訪をしております。 つたない経験ですが、人生に悩まれている方々の参考になるような情報をご提供させていただきたいと思っています。

魔女はなぜとんがり帽子をかぶる?

image by iStockphoto

魔法使いがとんがり帽子をかぶる理由を意識するとますますその理由を知りたくなってきますね。あの三角形の形はスピリチュアル的が意味があるのか?そして、どのような由来から来ているのかなど、ますます謎が深まっていくような気がしてなりません。

1.黒い服ととんがり帽子の魔女のイメージ

冒頭でもお話したように魔女のイメージは、ホウキに乗って黒い衣装・黒いマント・とんがり帽子のファッションが定番でしょう。近年はハロウィンが日本でも身近なイベントでお祭りのような感覚で盛り上がってきたので、このような姿を目にすることも増えてきたのではないでしょうか?

2.魔女は本来賢い女性だった

昔、魔女がクローズアップされる前は、彼女たちは賢い女性としての存在でした。その賢さは現在社会で言うインテリジェンスというよりは、薬草などの知識に精通して民間医療を施すことができたことを指しています。今で例えるならヒーラー的な役割であり、エネルギーワークを施していたと言ってもいいでしょう。しかし、時代が進むにつれて迷信的な存在となり疎まれていくようになりました。

特にキリスト教が力を持ち台頭していくことで、魔女は一転して迫害される存在になっていったのです。

3.とんがり帽子は悪魔と魔術の象徴

魔女がかぶる帽子は、前述のようにキリスト教の世界観から見て、異端的な象徴に見えたことでしょう。しかし、そのような偏見から生まれてきたという見方もあります。とんがり帽子は三角形をしているために角の象徴でもあり、悪魔と繋がることから選ばれたと解釈されてきたわけです。

悪魔の中には山羊の角を持つ者もおり、魔女はその手下として三角帽子が角の代わりに与えられたという説。中世のおける三角は魔術の象徴という説もあるほど。このことから魔女のとんがり帽子が生まれてきたのかもしれません。

とんがり帽子が魔女の象徴である3つの理由

image by iStockphoto

では、ここでとんがり帽子が魔女の象徴である理由を3点ご紹介いたしましょう。

1.エナンが起源となったため

1つはエナンが起源とされるもの。「エナン」とは14世紀頃にフランスの一部で上流階級の女性たちの間で流行していた帽子。当時は多くの貴族階級の女性が円錐形の帽子にベールを垂らしていたのですが、エナンが角を意味するために悪魔の持つ角を連想させて、とんがり帽子の起源に繋がっていったと思われいるのです。

2.帽子の形が悪魔の角に似ているため

2点目は帽子の形が悪魔の角に似ているという理由。前述のように昔から悪魔は羊の角を持つとされてきました。そのために悪魔の使いの魔女が角を思い起こさせるとんがり帽子をかぶると見られてきたわけですね。

次のページを読む
1 2 3