その5.キリスト教圏
キリスト教を信仰する国々でのユニコーンは、純潔な乙女の膝に頭を載せるユニコーンの姿をマリアとキリストの姿にかぶせ、処女にしか心を許さないという観点から聖母マリアとの関係性が深いとされています。その存在は旧約聖書の中でユニコーンの力強さをたとえ話として使っていることから、おそらく3世紀頃には幻獣の存在があったということですね。加えて角が男性らしさ、特に強い父親のイメージを表します。
ユニコーンとの出会いと知らせ
幻獣ユニコーンとの出会いは昔から世界中を渡り歩いた旅人達によって、けっこうな数が伝えられています。言葉では言い尽くせない偶然出会えた時の至福の感覚、完全無欠の幸福感に包まれる喜びとはどのようなものなのでしょうか。中国では、よいことが起こる前兆として姿を見せるといわれるのがユニコーン。そしてモンゴルのジンギスカンはインド征服直前にユニコーンと出会い、仏様の祖国侵略を思いとどまったといわれます。
ユニコーンの存在を求めて
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世界のあちこちにある洞窟内で発見されたユニコーンの絵は最も古いもので約1万5千年前、先史時代に描かれたことがわかっているそうです。探検家や研究者が生きたユニコーン捕獲を目指し、アフリカの大地を探し回った時の収穫が多くの部族による言い伝えの数!現代でもよく目にするものとしては、英国北部に位置するスコットランドの国獣もユニコーン。たとえ捕まっても自害することを選ぶ誇りの高さと猛々しさを表しています。
ずっとよくなることを信じる心を伝える存在
純粋無垢で賢く自由なユニコーンは、どのような暗い時代にあっても私達の希望のシンボルなのです。私達がこの世に生きている間ずっと、神秘的で超自然な生き物、ユニコーンが信じる心(信じていたい気持ち)を持ち続けさせてくれるでしょう。決して子供の玩具にとどまらずどの時代のどの地域でもその存在が信じられ続けて来た幻獣、ユニコーン!はっきりした理由は謎でもユニコーンには不可能を可能にする力や、決して絶望しないよう助けてくれる力があります。「信じる心」は成功する為、そして幸福になる為に不可欠なスピリチュアルアニマル、ユニコーンの大切な教えなのです。