種類3 生霊・生きている人の魂から流れ出る怨念を持つ霊

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生霊はとくに気をつけたい悪霊のひとつ。生霊とは生きている人の魂の一部が恨みや怨念などの負の感情を強く持つことで相手に飛んで行ってしまうという特徴があります。ただ生霊を飛ばした本人にその自覚があることはほとんどないようですね。ただ魂の一部が失われた状態になるためとても疲れやすく体力の消耗が激しくなってしまいます。生霊はときとして相手が病気になる、源氏物語の六条御息所のように相手の命を奪ってしまうこともあるとか。生霊の怖さは古くから知られていたのですね。また念を飛ばした本人も気が付かないことが多いため一度とりついたらなかなか離れないともいえるでしょう。

種類4 動物霊・キツネなどの霊が多いといわれるている

動物霊も悪霊となることもあるとか。「動物霊」という言葉から多くの人はペットなどのように生きていた動物たちが霊となったものと考えがちですよね。じつは悪霊といわれる動物霊は「狐憑き」などと古くから伝えられる精霊や妖怪のような霊たちをさしているといえるでしょう。その代表的な動物が狐といわれています。動物霊による憑依では、深刻な霊障が起きる場合が多いとか。

種類5 悪魔や妖怪・人間ではない霊的な存在

日本の昔話の中に登場してくる妖怪たちも悪霊のひとつといわれています。また悪魔やその手下たちをキリスト教圏では全部悪霊とみなしているとか。世界各地で人間とは全く別な存在を悪霊と考えている地域もあるようです。恨みを持った人の魂がなくなった後に悪霊となるほかに人とは全く別な存在もまた悪霊であるという考え方もあるようですね。

悪霊に魅入られたときの4つの対処法

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最近何となく体がだるい、悪いことが続いているなど原因不明の体調不良や不運が続く場合、悪霊による霊障の可能性もあることを知っておく必要があります。ここでは悪霊に魅入られたと考えられる霊障を体験したときの4つの対処法を紹介しましょう。

対処法1 肩を払う・腹式呼吸をする

もっとも簡単な対処法は、肩を手でポンポンと払うこと。多くの場合霊は肩につくといわれています。そのため肩を払うことで悪霊の中でも弱い霊の場合は逃げて行ってしまうことも。腹式呼吸はおなかの中心部分を軽く押さえて大きく息を吸い込み、息を吐ききります。体の中の悪霊を吐き出すような感じで行うといいですね。

対処法2 自分の生活を見つめなおす

健やかな体はオーラが強くなるので悪霊が寄り付きにくくなるといわれています。不規則な生活を送ることで疲れがたまりネガティブな感情が沸き上がってきますよね。このネガティブなエネルギーは悪霊が最も好むエネルギー。体が弱りあなた自身のエネルギーが低下してしまうことで悪霊がとりつきやすくなってしまいますよ。まずは今の自分の生活を見直し、規則正しい生活習慣を身に着けることが重要といえるでしょう。

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