ソードの3と聞いた時、どんなイメージが浮かぶでしょうか?剣だから攻撃的な意味かなと思う方も多いでしょう。タロットカードの「小アルカナ」は「大アルカナ」と違って少し覚えづらいですよね。結果によって解釈も様々なので、このカードが出た時にどんな風に読み解いたら良いのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
今回はその「ソードの3」を占いの目的別に、タロット占い師の筆者が様々な結果の解釈と合わせて解説します。

ライター/鹿角解

フリーランスでライターとイラストレーターをしていますが、趣味で初めたタロットの的中率と評判がよく時々占い師としても活動するようになりました。タロットカードをイラストレーター、またはライター目線で解説します。

【ソード3】はどんな意味を持ったカード?

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ソードは文字通り剣が描かれた絵柄のカードを指します。「小アルカナ」はソードも含めると4つの種類があり、それぞれ1~10の番号の数字と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの計14枚で1セットです。剣は技術で生まれたものであることから、ソードのカード達は知恵を象徴するカードと言われています。また会話などもコミュニケーションも象徴していると言われていますよ。知恵も言葉も剣も、一歩使い方を間違えれば相手を傷つける事もありますね。そういった事を表しているのがこのソードのアルカナなんです。

今回は世界中で愛されている「ウエイト版タロット」の絵柄で解説します。

総合的な意味:痛み

愛情を表すハートに3本の剣が突き刺さっています。背景は灰色の雲で覆われ、悲しみを表す激しい雨が降り注いでいますね。ぱっと見ただけでも痛々しい印象を持つのではないでしょうか。このカードは絵柄の状況の通り痛みを表すカードです。心が深く傷つくような辛い出来事が起こるということを象徴するカードですよ。

その痛みに対してどう向き合うのかが正位置と逆位置で変わってきますのでそれぞれ解説しましょう。

正位置:受け入れる

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正位置では受け入れるという意味になります。辛い出来事を受け入れ、それでも前に進もうとする気持ちを表していますよ。悲しみを抱えながらもどうにか一歩踏み出そうとしている状態という意味を持ちます。悲しいけれどポジティブという、相反する意味を持つカードです。

逆位置:拒絶

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反対に逆位置の場合は拒絶を意味します。悲しみを受け入れられず、心が現実を拒んでいる状態を表していますよ。受け入れられないことで返って苦しみが長引き、まだ暗闇の中から抜け出せないといった暗示にもなります。

正位置は受け入れる、逆位置は拒絶、で覚えると良いでしょう。

ソード3の正位置の解釈は?

それではソードの3が正位置で出た場合恋愛、仕事、対人、未来、金運、アドバイスではどんな意味を持つのか詳しく解説していきます。

その1.恋愛では「引き裂かれる」

恋愛を占ってソードの3が正位置で出た時は「引き裂かれる」を意味します。失恋や浮気、不倫の発覚などで、自ら痛みを負う暗示でもありますよ。ただこの痛みは辛いだけではなく、自身の成長に繋がるといった意味も持っていますので、前向きに捉えられるように考えると良いでしょう。必要ならアドバイスカードを引くのもオススメですよ。

その2.仕事では「次に繋がる失敗」

仕事を占ってこのカードが出た時は「次に繋がる失敗」を意味します。プロジェクトやプレゼンの失敗や、不採用といった意味を持ちますよ。ただこの失敗は次へと繋がるチャンスでもあります。このカードが出た時は終わった事を受け入れ、次へと意識を移していくのが良いでしょう。また他にもビジネスライクの関係といった意味も持ちますよ。

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