筆者の提言:生命の樹と邪悪の樹は人の存在を象徴する思想
クリフォトに引き込まれることにより人は最悪の状態にまで堕ちていく可能性があるので、絶対に闇のパワーに誘惑されないようにしなくてはなりません。
ただ、クリフォトと1対をなすセフィロトがあるということは、生命の樹と邪悪の樹は人の存在を象徴する思想と言ってもいいのではないでしょうか?
スピリチュアルの世界では「光と闇」という対極的な存在が議論されることがありますが、必ずしも「光=正義」「闇=悪」という図式が成り立つわけではないと思うのです。
サタン=ルシファーもかつては全天使を統べる熾天使でした。神に反逆してサタンとなったわけですが、彼も贖罪の涙を流して再び神の元に戻るという話もあります。
このようなことから、クリフォトを知ることで、人間の本質の一部を知ることも重要ではないかと思うのです。
クリフォトの意味を理解して人としての存在価値を見出そう
ここまでクリフォトについて説明してきました。「邪悪な樹」とも呼ばれるクリフォトの内容を知ると、ある意味恐ろしく感じるのではないでしょうか?
しかし、その真の意味を理解することで、人間としての価値を見出すことができるのではないかと思うのです。