邪悪の樹を創る10個のクリファー(悪魔)
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では、ここで邪悪の樹を構成する10個のクリファー(悪魔)たちがどのようなことを象徴しているのかをご紹介していきましょう。
1.10i ナヘマーのキムラヌート:物質主義
人間が持つ優しい心と感動する気持ちを失いやすくさせてしまう「キムラヌート」は「物質主義」の悪の象徴。
現世の世界は物質と精神のバランスが取れることで秩序が維持されていますが、これを失ってしまい人としての心も失くしてしまうのです。
2.9i リリスのアィーアツブス:不安定
物質の安定と精神状態を損なわせてしまう「アィーアツブス」は「不安定」を司どっています。精神状態が不安定になることで、平穏な日常生活を送ることができなくなってしますわけですね。
3.8i アドラメレクのケムダー:貪欲
「ケムダー」は「貪欲さの悪徳」を意味して持ち飽くなき充足感を求めて欲深い気持ちを強くさせていきます。この貪欲さがあまりに強くなっていくことで、人の物を奪うことや他人のことは全く気にしない悪の心が芽生えていくことになるのです。
4.7i バールのツァーカブ:色欲
「ツァーカブ」は「色欲の悪徳」であり、不特定多数の異性との性的交わりや性欲充足を意味しています。
異性との交わりが派手になっていくことで、結婚や恋愛のモラルが乱れ、愛情のない性的行為に溺れてしまうようになるのです。
5.6i ベルフェゴールのカイツール:醜悪
人間としての倫理感を外してしまう「悪徳(醜悪)」の象徴である「カイツール」。人の生き方や価値観を醜悪させてしまい、自分の欲望の充足だけを求める動物になり、身を滅ぼしてしまうようになるでしょう。
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