裁判7 最終的な魂の行く先を決定・泰山王（たいせんおう」
49日目にはいよいよ魂の行き先を泰山王が最終決定することになります。この審判では最終的な魂の行き先と寿命、どのような形で生まれ変わるのかなど細かいことが決定されるということ。そのため遺族は故人の魂ができるだけ安らかで穏やかな場所へ行くことができるように法要を行うのです。そのため49日法要は当日もしくはそれ以前におこなう必要があるということですよ。
浄土真宗は亡くなった後すぐに魂は極楽に行く
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日本の仏教の中で浄土真宗だけはその考え方が違います。浄土真宗では通常仏教でいわれる49日間の7つの審判は行われないそうですよ。
浄土真宗では人はなくなるとすぐにその魂が阿弥陀如来によって極楽浄土へと導かれるとされているから。そのため浄土真宗の考え方ではなくなった人の魂は迷ってしまうことはなくさらに地獄へ落ちるということはないので追善供養は行わないとされています。浄土真宗で行われる法事は、仏様を敬い受けた恩に報いようとする感謝の念をもって生活していくためのもの。一般的な仏教とは法事の意味が違うので注意する必要があります。
故人の魂がより良い場所へ行くことができるよう遺族が心を込めて供養することが大切
浄土真宗以外の宗派では49日まで故人の魂はこの世とあの世をさまよっているとされていますよね。できるだけ故人の魂が浄土に近い場所へ生まれ変わることができるように親族や知人による法要がとても大切といわれています。最近では7日ごとの周忌法要が行われなくなりましたが、故人のために手を合わせるだけでも故人の魂の救いとなるといえるでしょう。残された家族や友人の心からの供養が故人の魂がより良い場所へ行くための手助けとなるといえるでしょう。