占星術の世界では、去る2020年12月22日に水瓶座で木星と土星のグレートコンジャンクションが起こり「風の時代」に入ったとされていますが、このホロスコープの言葉の中で、「水の時代」と呼ばれている時期があることをご存知でしょうか?
この水の時代とはいつ頃のことであり、どのような時代だったのでしょうか?そこで今回の記事では水の時代について、スピリチュアリストの筆者が解説していきます。

ライター/myuza

九州出身、神奈川在住の男性です。 20年以上、スピリチュアル分野に関心を持ち、多くのスピリチュアリストの方々と交流をして、精神世界探訪をしております。 つたない経験ですが、人生に悩まれている方々の参考になるような情報をご提供させていただきたいと思っています。

水の時代とは?

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占星術の観点で時代を見て行くと、200年サイクルで「火」「地」「風」「水」という流れで時代は回っていくと言われてきました。そのために現代から逆算していくことで、水の時代がどのような時代だったのか見えてくるわけです。

前の水の時代は、1425年に土星と木星が蠍座で重なったことで始まったとされています。この時代は聖書が世の中に普及・拡大した頃で、人類に宗教・精神世界を宣教師が広めて時代。聖書が爆発的に広まった背景には、中国の木版印刷が伝わったことにあります。何と1815年~1998年間に約3880億もの聖書が発行されたというのですが、現代では考えられないほどの規模。200年続く水の時代に聖書によって宗教は大きな力を持った時代でもあったのです。

また、コロンブスの新大陸発見など大航海時代で世界観がさらに広まることに。キリスト教の広がりとともに宗教・哲学が人々の中に浸透していき、ルネッサンス絵画が花開き、レオナルド・ダ・ヴィンチの芸術などの芸術・文化にも見て取れるのです。

水の時代に何があったか?

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では、ここでもう少し水の時代に何があったか、詳しく見て行くことにいたしましょう。

1.1425年の水の時代は大航海時代

水の時代が始まった1425年の頃は、前述の通りまさに大航海時代でした。この時代のキーワードは「融合」。水のごとく全ての物事や考え方が混ざり合って、1つの場所に留まることがない時代。大航海時代では新大陸を求めてヨーロッパ人が海を渡り、新天地に進出していきました。そして、新たな土地を植民地にしつつ、現地の民族・慣習・文化との融合が進んでいくことに。

その一方で宗教改革も起こりました。ルターの宗教改革は有名ですが、堕落したカトリック世界に一石を投じたルターの活動が大きなうねりを巻き起こしていくのです。このようなことから、水の時代は「破壊と創造」と言うこともできます。

2.日本は戦国時代でだった

日本では水の時代はどのような時代だったのか?1425年と言えば室町時代ですが、その後応仁の乱が起こり、戦国時代に突入していくことになります。

戦国時代と言えば、下剋上の世界。家臣が主君を打ち倒すだけでなく、親族同士の争いも絶えなかった時代でもありました。混沌とした時代であることは、この時の水の時代がカオスの象徴でもある魚座であったことからも理解できます。このように水の時代は「破壊と創造」であったのです。

次なる水の時代は2159年

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800年周期で回っていく占星術の世界観。200年サイクルで「火」「地」「風」「水」と流れていく中で、次なる水の時代は2159年12月21日の水のエレメントとなる蠍座で木星と土星が急接近するグレートコンジャンクションで入ると言われています。では、今の時代は何なのか?現在は風の時代であり、これまでの価値観が大きく変わる時代に入ったとされているのです。

今は風の時代に生きるためのスタイルと確立すべき

風の時代は2020年12月22日から始まったとされており、約20年に1度起きる木星と土星の大接近、すなわちグレートコンジャンクションで転換期を迎えました。

約200年前の地の時代には産業革命が起こり、物質主義・現実主義という性質があったのですが、風の時代に入ってから、今まで目に見える物質的なものを要視していた慣習から目に見えない存在に意識が向かっていくと言われています。

具体的には、情報・コミュニケーション・知性などのキーワードが浮かんでくるのですが、情報化社会の根幹をなすインターネットがこれに当てはまることでしょう。今まで全く考えもつかなかった新たな発想や仕組みが生まれてくるわけです。

そのためにこれからの時代に生きるためのスタイルを確立しなくてはなりません。

現在は風の時代

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前述のように風の時代に突入してきた現代社会では、今まで当たり前だと思ってきたルールや慣習が崩壊していくことでしょう。その一方でこの時代だからこそ、自分本来の姿を取り戻して、いきいきとした生活ができる人々も増えてくるはず。

これからは、全ての人が風の時代の特性を意識した生き方が求められてくるのです。

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