四柱推命とは陰陽五行説をもとに生年月日から導かれた命式で占うもの。占いの帝王と呼ばれる的中率の高い占術です。
今回は60種類ある干支の中から「乙丑」の性格特徴などを現役占い師である筆者が解説していきます。

ライター/ヤササキミカ

占い師、ヨガ講師。 タロットや数秘術をメインに鑑定。 スピリチュアルを日常に!をスローガンにライターしています。

乙丑(きのとうし)はどんな人?

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乙丑は「マイナスの木」と「マイナスの土」をもち、例えるなら「雪解けの土から伸びる草花」です。粘り強さはピカイチで大器晩成型。着実に、したたかに時間を掛けながら成功する才人です。

ここではさらに細かい性格的特徴を女性、男性と分けて説明していきましょう。

 

乙丑の女性の性格的特徴:好き嫌いがはっきりしている

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おっとりしているように見られますが、内心では好き嫌いがはっきりした人でしょう。人見知りも激しく人付き合いがあまり良くありません。仲良くなるのに時間がかかりますが仲良くなれば親しみやすい人でしょう。

人の気持ちに敏感で察知できる人が多く、空気の読める人でしょう。自分から行動するよりも誰かに頼りたい傾向が強く、人に依存してしまう傾向もあるようです。好きな人に対してはとても大きな母性で接するでしょう。応援したり、励ましたり献身的な態度で尽くせる人のようですね。

乙丑の男性の性格的特徴:温厚で勤勉

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コツコツと勤勉に真面目に働くでしょう。手を抜くことを嫌い、いい加減な仕事はしません。地道に裏方で働くことを好みます。我慢強く忍耐力に優れており、バランス感覚の良い人です。温厚な雰囲気を持ち、謙虚で人当たりがいいので周りからの信頼は厚いでしょう。

その一方、少々頑固で意地っ張りなところがあるようです。行き過ぎると柔軟性を失い、頑なになってしまうこともあるので気をつけましょう。

乙丑の「年柱・月柱・日柱・時柱」の特徴は?

四柱推命は生年月日から「年柱・月柱・日柱・時柱」に60干支を振り分けそこから鑑定するもの。生誕年を表わす年柱、生誕月を表わす月柱、生誕日を表わす日柱、生誕時間を表わす時柱で構成されています。

ここ乙丑が四柱の中にある時、どのような運勢になるのかを詳しく解説していきましょう。

乙丑が年柱にある場合は出会いと別れが多い

年柱は初年期、0歳~19歳くらいの性格傾向を表わすもの。運気としては社交運や年長者との関係、先祖や両親との関係が見えます。

大切な人との出会いと別れを繰り返し、成長していく時期。寂しさを感じることが多いかもしれませんが精神的な成長をします。
また一つのことに没頭し、不器用ながらにコツコツとやり遂げることを経験をするでしょう。

乙丑が月柱にある場合は師との出会い

月柱は中年期、20歳~39歳位の性格傾向を表わるもの。運気としては仕事運や家庭運、自分自身の生き方や才能が見えます。

スタートダッシュは遅いですが、最終的には追い抜き、成功を収めるような収穫があるようです。またそんな中で師と仰ぐような人との出会いがあるようですね。自分と違う価値観を学び、大きな成長をするでしょう。

丁丑が日柱にある場合は仕事が忙しい

日柱は晩年期、40歳~60歳ぐらいの性格傾向を表わるもの。恋愛運や配偶者、自分自身のことについてが見えます。

身の丈を越えた仕事を任されることが多くなり、疲労困憊することが多そうです。無理をしすぎないように断ることを学びましょう。適切な仕事量を保つことでいい仕事ができるようになり、更に一目置かれるような存在になれるようですね。

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