【女教皇】のカードには黒と白の門があり、その間にはザクロとナツメヤシの絵が描かれています。また中央の女性はその門の前に座り、中に入るのを拒んでいるようです。手には巻物、足元には月があり月の周りにはまるで水のようなデザインのドレスの裾が描かれています。この女性は物静かで、椅子に座っている姿勢もとてもきれいですよね。巻物を持っているところを見ると頭が賢そうな印象を持ちました。みなさんはこのカードを見てどんなイメージを持ちましたか?
今回はこの【女教皇】のカードをタロット占い大好きな筆者が解説します。

ライター/こんどうまろ

スピリチュアリスト。タロットと数秘術を使い無料で占いをしていましたが今はお休み中。アロマやヒーリングの技術を取得後スピリチュアルの世界に魅了され勉強しています。

【女教皇】はどんな意味を持ったカード?

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女教皇】のカードに描かれている黒と白の門は(光と闇)(男と女)(理性と本能)などの相対する事柄の象徴です。その間にあるザクロは女性性をナツメヤシは男性性を表しています。宇宙の叡智が記されている巻物(秘密)をローブで覆っているこの女性はいわば門番というところでしょうか。足元にある三日月は不完全さを、水は感情を表しています。知識があり理性的な女性、それが【女教皇】です。

総合的な意味:真面目・直感・隠された真実

門は物事の始まりを、【女教皇】はその前にいることから始める前の不安や恐れ・迷いなどの乗り越えるべきものの象徴で、スタートを切る前の状態のことです。物事の二元性があり、両面を持ち合わせているからこそ直感が働くことを白と黒の門で表現されています。人物像としてはカウンセラーなどの冷静で知的な女性のことです。

正位置:落ち着いた心で向き合う・真実を見つける・閃く

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あなたが落ち着いた気持ちで自分と向き合うことで、あなたの直感は正しい方へ導いてくれます。それは、今までの経験や知識があなたを後押ししてくれているのです。実際に行動するというよりは自分と対峙し、答えを見つけていくという意味になります。

逆位置:秘密主義・迷い・不安・ルールを破る

今はあなたの直感がうまく働いていないことを意味します。情緒不安定な状態や偏見を持っているかもしれません。また頭が固くなり潔癖で神経質になっている状態を表し、周囲に冷たい印象を持たれている可能性があります。

【女教皇】の正位置:悩み別の解釈

【女教皇】は知的で聡明な女性ですよね。もし勉強や仕事の悩みで占っている時にこのカードが出ると嬉しいカードですが、他の悩みではどう解釈していいか難しい時があります。ここからは悩み別にもっと深く読み解いていきましょう。

その1.恋愛:落ち着いた関係・清い関係

あなたの純粋な気持ちは相手に届くでしょう。関係は落ち着いていています。ゆっくり進む関係かプラトニックな恋愛です。もう一歩関係を進めたいなら行動を起こす必要があるでしょう。また出会いを求めている人は理想の出会いやこだわりが少し強いかもしれません。

キーワード:精神的な繋がり・バランスのいい関係

その2.相手の気持ち:清楚な女性・行動より静観・尊敬・いい友人関係

積極的な行動はないけれど、あなたのことを大切に思っています。情熱的というよりは、静かに見守っている状態です。まだ恋愛関係になっていない場合は聡明な人だけど話しかけづらいと思われてたり、大切な友人の一人と思われている可能性があります。

キーワード:近寄りがたい・いい友達・尊敬のまなざし

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