プロセス3 閉じこもり期・何も手につかないうつ状態に似た症状になることも
あなたの悲しみや苦しみを吐き出してしまうとあなた自身はとても疲れてしまいます。この時期は悲しみや辛さを通り越して言いようのない倦怠感や疲労感を感じてしまうことも。うつ状態に近いといわれる時期で、あなたの心と体をしっかり休める時期になったといえるでしょう。この時期にはなぜか強い睡魔に襲われる、体に力が入らないなどの症状がみられることも。無理に人と会うことはせず、あなた自身の体力や気力の回復に努めましょう。
プロセス4 回復期・大切な人の死を受け入れ前向きな気持ちを持ち始める
回復期に入ると少しずつ周囲のことに関心が芽生えてきます。新しいことに挑戦してみようという意欲もわいてくるようになりますよ。悲しみがいえることはありませんが物事に前向きに取り組むことができるようになってきます。新しい趣味を持つ、再婚など新しいパートナーとの出会いも受け入れるようになってくるといえるでしょう。回復期までの期間は人によって違います。長い場合は数年かかることも。あなたのペースで回復までの道のりを歩んでいくことができるといいですね。
大切な人との死別の5つの向き合い方
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大切な人が亡くなってしまったときしっかりと死を受け止めることはなかなかできません。頭ではわかっていても心がその人の死を受け入れることを拒否してしまうのです。でも大切な人が旅立ってしまったことは事実。ここでは大切な人の死の苦しみから回復するための5つの向き合い方を解説しましょう。ただ死別の苦しみとの向き合い方にはさまざまな方法があります。あなたの心ができるだけ落ち着くことができる方法を選ぶことが大切ですよ。
向き合い方1 自分の感情を素直に表現する
大切な人が亡くなった直後は葬儀の手配や親族への連絡などやらなくてはいけないことが山積しています。しばらくは忙しさのあまり故人をしのび悲しみに暮れる時間を取ることができないかもしれません。落ち着いてくると迫ってくるのが言いようのない寂しさや悲しみ。そのあなたの気持ちは押し殺してしまう必要はありませんよ。悲しいときには思いっきり泣くことが大切。あなたの気持ちに素直になり自分の気持ちを率直に表現しましょう。
向き合い方2 同じ気持ちを持っている人と悲しみを共有する
あなたにとって大切な人がこの世に存在しないという事実は受け止めるまでにとても時間がかかりますよね。あまりに悲しくて何も手につかないことも。ただあなたと同じように大切な人を失くした方との交流は、悲しみの気持ちを共有することができるため、あなたの心も癒されることでしょう。あなたの親族や家族、友人など誰でもいいのであなたと悲しみを共有できる人と話すことをおすすめします。
向き合い方3 自分の赤裸々な気持ちを文章にする
あなたの気持ちを文章につづるとき、あなたは頭の中を整理しながら言葉を考えていきますよね。ほかの人には知られたくないあなたの本心があるのならその気持ちを日記や手紙などで文章として書いてみることも死別との向き合い方のひとつといえるでしょう。文章を書きながら自分の気持ちを客観的に見つめなおすことができるかもしれませんよ。とくに日記などはほかの人に見せるために書くものではありませんからあなたの赤裸々な気持ちを表現しやすいといえるでしょう。