なぜ人間は生まれたのか？4つの理由や輪廻転生を含めてスピリチュアリストの筆者が解説

人間がこの世（現世）で生まれる理由を考える上で重要なキーワードになるのが、「輪廻転生」という言葉。

世の中に存在する全ての生き物の身体には魂が宿っていると考えられています。魂は人間の本質的な存在でもあるのですが、肉体は魂を入れる物として存在。この肉体が「死」という滅びの後に魂は新たな肉体に移っていくのです。この魂の肉体から肉体への移動が「生と死を繰り返す」であり、「輪廻転生」という考え方になります。

何度も生（現世）と死（あの世）を行き来することは、新たな別の命としてこの世に転生することを意味しているのです。

但し、新しく生まれた命は人として転生するとは限りません。生まれ変わる中で別の世界に転生することも。では、この別の世界とはどのような世界なのでしょうか？

別の世界とは高次元の世界と言ってもいいでしょう。人によっては「宇宙」と呼ぶ場合も。人の転生の中でこの高次元界に生まれ変わることもあるのです。この高次元は別名・5次元以上の世界とも言われているのですが、高次元では肉体は存在していない点を理解しておきましょう。

肉体は物質のために3次元として認識されているのですが、高次元にいる存在は意識体という形になっているのです。そのため高次元にいる人たちは次元を超えた移動をすることができ、高次元だけにいるのではありません。5次元だけに留まらず私たちが生きている3次元に降りてくることができます。高次元の意識体は、現世に生きる魂の成長を導いてくれる役目も持っていることも覚えておいてください。

この指導を通して現世に生まれた人の魂の次元を上昇させていくことを使命にしているのかもしれません。スピリチュアル的な世界では、このことを「次元上昇」、すなわち「アセンション」と呼んでいます。

私たちの肉体に宿る魂は常に愛に満ちた高い次元に向けてステップアップするために転生するのですが、物質世界から意識世界に上昇させることが魂の使命と言ってもいいでしょう。

これが次元上昇（アセンション）であり、別の世界に転生するということになるのです。魂の状態では高次元の世界で生まれるのですが、数々のことを学んで使命を果たすために、魂は人として現世に生まれてきました。

現世での使命を果たすことで魂は再び高次元の世界に戻り、次なる魂は高次元の存在として生まれ変わりますが、高次元の存在になると輪廻転生のサイクルから抜け出すことができるのです。

人間が生まれた理由と1つにカルマを昇華させるということが挙げられます。カルマは過去に自分が起こした良い行為・悪い行為の結果のことを指しているのですが、魂が成長するためには、輪廻転生という生まれ変わりの中で、カルマという課題を昇華していくわけです。

人が持っている問題を現世で体験し理解して成長させるためにカルマがあると言ってもいいかもしれません。

生きている間に悪い行為も良い行為も魂の学びのために必要なこと。しかし、魂が成長して同じ過ちや問題を繰り返さなければカルマは不要になってきます。このことからも現世に人間として転生してきたということは、まだカルマが解消されていないと判断することができるわけです。

2つ目はソウルメイトやツインレイと統合するためという理由です。ソウルメイトは魂の伴侶とも言われていますが、輪廻転生のサイクルの中で過去世から何度も出会う魂を持つ人とのことを指しています。ソウルメイトは、波動がマッチしやすく価値観も似ているので、初対面でも初めて会った気はしません。それは過去世でも出会っているためです。

一方のツインレイは魂の片割れとも言われており、現世では男女として生まれてきます。これらのソウルメイトやツインレイは元々1つだった魂に統合するために、現世に生を受けてきたと言ってもいいかもしれません。