ライター/柚葉黎子(ゆずはれいこ)
時間の概念とは
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あなたは時間とはどのようなものかを考えてみたことはありますか。時間の概念を考えるとき、科学や心理学、哲学など様々な方面から考えてみる必要があります。ここでは時間の意味、時間の決め方、スピリチュアルの世界における時間の概念を解説しましょう。
概念1 時間の意味
時間の持つ意味とは何かを考えてみましょう。一般的に私たちが「時間」と呼んでいるものは「ある一瞬の時」と「ある一瞬の時」の間隔、長さといわれています。
「本を読み始めたとき」から「本を読み終えたとき」の長さが時間というわけ。時間が経つのが早いか遅いかは、その長さをあなたがどう感じるかによって変化するともいえるでしょう。
概念2 時間の決め方
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時間はどのように決められているのかを知っていますか。今、あなたが使っている時間は、地球の自転を基準に決められたもの。時間をだれがいつ決めたのかははっきりわかりませんが、太古の昔、地球が1回転する時間を1日と決めたようですね。一日は、太陽が昇って次にまた太陽が昇るまでということです。その後一日を24時間、1時間を60分と細かく決めていきました。ただそのなかで一日の長さが微妙に異なっていることがわかり、4年に一度のうるう年などが設けられるようになったとか。
概念3 スピリチュアルな世界には時間は存在しない
スピリチュアルな世界では時間は存在していません。時間という時と時の長さは存在せず、ただその瞬間が存在するだけ。あなたが時間と思っているものは、スピリチュアルな世界では一瞬が積み重なっただけのものなのです。宇宙もスピリチュアルな世界と同じように時間が存在していません。
時間が経つのが早いと感じる3つの理由
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あなたは「時間の経つのが早い」と感じたことがありますよね。「あっという間に時間が過ぎた」ということばをよく使いますが、時間が早く経つとあなたが認識してしまうのには理由があります。ここではあなたが時間の経つのが早いと感じてしまう3つの理由を解説しましょう。
理由1 加齢が原因する可能性がある
あなたは年齢を重ねるたびに「時間の経つのが早い」と感じていませんか。じつは時間の経つのが早いと感じる理由のひとつは加齢によるものといわれています。
あなたは年齢を重ねるごとにさまざまな経験や体験をしますよね。その体験や経験はあなたの中に蓄積されていきます。蓄積された経験や体験が多くなれば毎日の中でのあなた自身の驚きや新鮮さが失われ、脳に新しいこととしてインプットされなくなりますよね。あなたにとって毎日同じことを繰り返していると脳が感じるため、時間という一瞬と一瞬の間隔が短いと感じるということ。
理由2 加齢による脳機能などの衰え
加齢による脳機能の衰えも時間が早く経つという感覚に影響しているといわれています。脳の認識機能やあなた自身の動作、頭の回転スピードが加齢によって鈍くなってしまうことも要因のひとつといえるでしょう。子供の頃に一日が長くゆっくりだと感じたのは、脳の働きが活発で新しい発見が毎日のように頭の中にインプットされているから。毎日同じことの繰り返しでは脳に良い刺激は与えられず、時間が早く感じてしまうのでしょう。