3.人を利用する

また、影響力のある人の中には、自分の目的のために他人を利用してしまう人がいることも事実。しかも、その方法は洗脳や心理的なコントロールによって自分のために相手の思考や行動を変えさせてしまうのです。

これは私利私欲のためであり、自己満足のためだけに人間と道具としかみなすことができない人なので、このような人が近くにいたら注意しなくてはなりません。

4.本性が見えない

本性が見えないという人も中には存在しています。もっと言うと他人に対する影響力を持っていながら、その力を隠していると言ってもいいかもしれません。明確な自律的な意識を持ち強い信念があるにも関わらず、どんなに社会的に高い地位を持っている人に何を言われても、自分の信念と合わないなら全く意に介することがありません。

しかし、相手が幼い子供であっても、その波動がマッチするのであれば、それまで固執していた態度を一変させてしまう。

風見鶏的な顔を見せてはいるものの、その時々の姿勢に彼らなりの信念があるのかもしれまん。しかし、どの顔が彼らの本当の姿なのか本性が掴みづらいのです。

5.恐怖を好む

恐怖に対する価値観が普通の人とは一線を画している点も影響力のある人のマイナス面かもしれません。闇側に近い人間であればあるほど恐怖を好む傾向が強く、その恐怖を周囲に伝播させていく。それ自体を自分の喜びにするのです。

影響力のある人は自分を確立している

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影響力のある人はある意味、自分を確立している人。自分の力を他者に与えて変化を起こすことができる人ですが、彼らは他者との関わりを重視しているのです。「自分はこの世に自分しかいない」という圧倒的な存在感を周りの人たちに明確に分からせるほどに自分という存在を確立させています。

まさに唯一無二の存在であり、揺らぐことのない自信・強烈な意志と信念を持ち、恐怖さえを取り払ってしまうほどのパワー。何者にも恐れを感じない動じない強さがあるのです。

このことから光側に立つ人・闇側に立つ人関係なく、確立された強固な信念を貫いている姿は絶対的な自信の人と言ってもいいでしょう。

2つの影響力

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影響力のある人の力には大きく2つの種類があります。1つは短期的な影響力、2つ目は中長期的な影響力。具体的にはどのようなものなのでしょうか?

1.短期的な影響力

短期的な影響力とは、短い期間の影響を与える力のことで意味しているのですが、人の外的な環境に何かしらの作用を与えることで、相手の行動や気づきを促していきます。

ここで言う外部的な環境への作用とは、人の思考・記憶・顕在意識に影響を与えることで、過去には独裁者などのようなカリスマ的な存在の人がこれに当たると言ってもいいかもしれません。

このような短期的な影響力は、初期的影響でもあり、ビジネスの世界でも一種のトレンド的な操作で活用されることがあります。

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