1.コウモリを見かける:古いものを手放す
コウモリは夜行性のため彼らを見かけることがあるのは、日が落ちて暗くなってから。それでもよくコウモリを見かけるようになったなら、スピリチュアル的に考えて、古いものを手放して新しく生まれ変わる予兆だと思っていいでしょう。
これまで何となく惰性的にやってきたことや、古くなったアイテムを割り切って捨てることができないような物などがないでしょうか?この他にも本当は別れたくて仕方がないパートナーや縁を切りたい友人・知人がいるのにきっぱりと縁を切ることができない。そのような状況になっている人も少なくないでしょう。
このような環境にある人がコウモリをよく目にするようになった時は、思い切って古いものをバッサリと解放して新たな可能性を手に入れる行動に移すべき。
コウモリは私たちの日常生活の中ではめったに見ることのない動物ですが、実は意外と人間の生活圏の近くに生息している種類のコウモリは多く、まれに家に住み着くこともあります。
今の自分に必要のないものをいつまでも手放さずにいると、新しいチャンスは巡ってきません。
また、偶然にコウモリを見かけたら、自分のカルマとして持っている宿命や転生してきた本当の目的などあなた自身の霊的な原点に立ち戻ることを示唆しているとも思われます。コウモリの習性としては、他の存在に意識を傾けることがあまりありません。そのために彼らが積極的に人間に近づくこともないでしょう。それだけにコウモリが人間のもとに近寄ってきたということは、高次元の存在存在が色々なことを教えようとしているのだと思ってください。
2.コウモリの群れを見る:幸運の到来
コウモリの群れを見た時は、どのようなスピリチュアルな意味があるでしょうか?コウモリは漢字で書くと「蝙蝠」となるのですが、中国では「福が訪れる」という意味を持つ「偏福」に似ているためにことから、幸福の象徴として珍重されてきました。
その結果、縁起の良い生き物とされており、彼らが群れをなして飛んでいるところを見ることができると、幸運の到来を告げると信じられているのです。
気になるコウモリの伝承
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コウモリは私たちの日常生活の中で、決して決して身近な存在とは言えないかもしれません。それだけに神秘的な生き物のイメージがさらに強調されているのかもしれませんが、昔の人々にとっては、非常に身近であり特別な生き物でもありました。
古来からコウモリはスピリチュアル的な意味を持っており、人間に幸運をもたらしてくれて来たのです。
生死・終わりと始まりの象徴
古来からコウモリは生・死・終焉と始まりの象徴として畏怖されてきた経緯があります。それは当時のシャーマンたちにとって、彼ら自身の能力を授けてくれる存在だったためです。中近ヨーロッパになると、魔女や吸血鬼と所縁の深い存在として恐れられていましたが、現在では幸運の象徴として認知されています。
風水の思想が強く根付いている中国では、コウモリは富・名声の象徴として崇められており、コウモリが家に巣を作ると、とても大変縁起が良いとされていたのです。
特にコウモリが2匹いると幸運を呼び、コウモリが5匹いるなら、名声・長寿・恋愛・金運・健康をもたらしてくれるとされています。
筆者の思い出:幼い頃に見たコウモリに恐怖を覚えた記憶
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コウモリに対する筆者の記憶は、ひたすらに怖いイメージでした。とは言ってもその記憶は遠い過去のこと。そう、子供の頃の記憶なのですが、当時映画で吸血鬼ドラキュラが上映されており、近所にそのポスターが貼られていました。
その時の恐怖があまりにも強烈すぎて、コウモリも悪魔の化身といった目で見ていたと思います。スピリチュアルの世界に身を置くようになってから、まさかコウモリに深い意味があるなんて思ってもいませんでしたが、それだけに今では何となく可愛く思えますね。