カルマ（業）とは何？身口意や因果応報・輪廻転生の法則との関係性も含めてスピリチュアリストの筆者が解説

人は現世での人生の幕を閉じることで、それで終わりではありません。前世から現世に続き来世・来々世と何度も転生を繰り返す。永遠の転生輪廻を繰り返していくのです。この生まれ変わりを繰り返していくうちに、現世での癖や特徴などが加わってきます。

これがカルマにつながるのですが、過去世から持ってくるカルマや現世の人生で生まれてきたカルマが生まれくることもあるでしょう。

ここで認識しておかなければならないことは、カルマは過去世からの課題ということ。前世からさらに成長するために転生するので、悪いカルマがあるなら修正するために必要な環境が自分にやってくるのです。言い換えると、カルマは人が成長するための宿題と言っていいかもしれません。

カルマの解消とは自分を変えて、さらに進化すること。たとえそれなりの理由があっても他人を恨み続けたり、自分が苦しんだままでいたなら、決して前に進むことはできません。

憎しみの心を消し去り、前世の償いのために人の苦しみを体験することで、自分を変えていく必要があるのです。

1つは自分の行いを観察してみることです。それは自分に起こってくる環境を拒否して認めないという自分の行動やそれに伴う出来事などを客観的に観察してみること。カルマがあると、過去世の悪行が自分に跳ね返っているため、どうしてもそのことを認めたくないと思ってしまいます。

このことから拒否しようとする自分自身を見つめ直すことで、自分のカルマが見えてくるわけです。但し、正確なカルマの内容を認識してしまうと、現世で成長しようとする姿勢が失われていくため、本当に事実なのかどうかを完全に知ることはできないかもしれません。

2つ目は自分の潜在意識にコンタクトしてみる方法。潜在意識とは自身の魂そのものであるためにカルマのことをよく理解しています。瞑想し潜在意識につながることで、おぼろげながらも自分が現世に転生してきた目的を知ることも不可能ではありません。

3つ目は霊能者に霊視してもらい、カルマを知ること。中には過去世への退行催眠で前世の記憶を思い出すという方法もありますが、スピリチュアルのカウンセリングによって、拒否する自分の原因を診てもらうのです。

そうすることで、今苦しんでいる理由も理解でき、生活そのものの苦しさを乗り越えることもできるでしょう。