湖にたくさんのフラミンゴがまるでピンクの絨毯を敷き詰めたように休息している姿はとても幻想的で美しいですよね。見ているだけで幸せを感じてしまうフラミンゴ。じつはフラミンゴにはスピリチュアルな意味があるといわれています。ここではフラミンゴのスピリチュアルな4つの意味とフラミンゴの不思議な生態、夢に出てきたときの3つの意味をスピリチュアルな世界に詳しい筆者が解説しましょう。

ライター/柚葉黎子(ゆずはれいこ)

フラミンゴの不思議な生態

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あなたはフラミンゴがどのような生態をしているのかを知っていますか。じつはフラミンゴは温暖化などの環境の変化にともなって生息地が少なくなり減少傾向にあるといわれています。ここでは世界的にも貴重な鳥であるフラミンゴの不思議な生態を解説しましょう。

生態1 フラミンゴの生息地など

フラミンゴの生息地は、南ヨーロッパ、アフリカ、中南米。おもに塩湖や干潟に生息し、藻や昆虫などを捕食しています。フラミンゴはとても警戒心が強いためたくさんの群れの仲間と一緒に過ごすことがほとんど。また、塩湖や藻が多い場所など他の生物が生息しにくい場所を好むのは外敵に襲われにくくするためとか。ただ最近の地球の環境の変化によってその生息地にも変化がみられ、絶滅危惧種となっている種類もあります。

生態2 フラミンゴはなぜ片足で立つのか

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フラミンゴといえば片足で立っている姿が思い浮かびますよね。フラミンゴが片足で立っている理由には4つの説があります。最も有力とされているのは、体の体温を調節するため。両足をずっと水の中に入れていると体が冷えてしまう可能性があるためとか。また、フラミンゴにとって片足をあげている状態がいつでも逃げることができる態勢であるということ。臆病なフラミンゴはすぐに逃げることができるように準備しているということです。さらにフラミンゴにとって2本足で立っている状態は人間では膝を曲げている状態になるとか。フラミンゴにとって片足で立つということは、人間では膝を延ばしてリラックスしている状態だからともいわれています。最後は、異性に対するアピール。片足で立っている姿は素敵ですよね。ただ、科学的な証明はされていないようです。

生態3 フラミンゴミルクとは

フラミンゴはオスとメスの区別なく一緒に子育てする鳥といわれていますよ。さらにフラミンゴはほかの鳥たちとは違い幼鳥をミルクで育てるとか。ただ哺乳類のように乳首からミルクが出るのではなく、ヒナの鳴き声を聞くことで食道にある「素嚢(そのう)」という部分からミルクが抽出され、ヒナに口から与えるそうですよ。このミルクのことをフラミンゴミルクといいます。しかもオスにも「素嚢(そのう)」があるため、雌雄で交代しながら子育てにいそしむとか。また、哺乳類のミルクと同じようにとても栄養が高く、赤い色素が含まれているためフラミンゴのヒナも自然とピンク色になっていくそうですよ。

生態4 フラミンゴの羽がピンクの理由

私たちが見るフラミンゴはほとんどピンク色をしているため、フラミンゴは生まれたときからピンク色をしていると思っていませんか。じつは生まれたてのフラミンゴのヒナは真っ白。フラミンゴがピンク色になるのはベータカロチンなどをたくさん含んだ藻やプランクトンを食べているから。そのためベータカロチンなどの色素を含んでいない餌を食べているフラミンゴはピンクになることはありません。

フラミンゴのスピリチュアルな4つの意味

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鳥の中でもとくにその美しい姿が目を引くフラミンゴ。その美しい姿にほとんどの人が魅了されてしまいます。鳥は本来とても縁起がいいといわれており、フラミンゴもまたその美しさや習性などからスピリチュアル的にもとても良い意味があるといわれていますよ。ここではフラミンゴの4つのスピリチュアルな意味を解説しましょう。

意味1 幸せのシンボル・2羽で立つ姿がハートに見えるから

片足で立つフラミンゴが向かい合って立っている様子はピンクのハートに見えませんか。フラミンゴの美しいフォルムは、人々に幸せを運ぶと古くから伝えられています。フラミンゴは幸せのシンボルとして世界中の人々から愛されているといえるでしょう。

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