1.暗闇の場所でも目がハッキリ見えるため
黒猫が縁起のいい動物だとされてきた理由の1つに、暗闇で目がハッキリしていることが起因しているとも言われています。黒猫は暗闇の中にいる姿が同化してしまい、どこにいるか判別が難しくなりますが、目だけはかなりハッキリと写っていることを思い浮かべてみてください。
人にとっては暗闇は困難な状態を示唆しているものですが、黒猫の目は暗闇の中でも爛々とした光を放っています。これはマイナスイメージを抱かせるのではなく、困難を乗り越える力を与えてくれると考えられているのです。人によっては暗闇に光る目を不気味だと受け止める人もいることでしょう。しかし、困難な状況から抜け出すためのさまざまなヒントを与えてくれるという受け止め方もあるわけです。
2.毛の色があんこ色だから
この理由はとてもユニークで日本人らしいものではないでしょうか?昔、黒猫の毛の色が「あんこ猫」と呼ばれていた時期がありました。
あんこは昔の日本において、おめでたい席にしか出されることがなかった貴重な食べ物。そのあんこの色に黒猫が近い色をしていたために幸運をもたらす存在とされてきたのです。日本人らしい発想かもしれませんね。
黒猫は幸運をもたらす存在
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何度もお話してきましたが、日本ではヨーロッパから文化が伝わる前から、すでに江戸時代に黒猫は幸運を引き寄せてくれる動物だと見なされてきました。
先程もいったように黒猫を飼うことで結核さえ治癒されるという迷信まであったのですから、どれほどの存在だったか。
中には有名な武士が結核で苦しみを耐えてきた人がいましたが、結核を治すために黒猫を飼っていたというので、いかに信じられていたが理解できます。
また、夜でも目が見えるために魔除けの効力があると信じられていましたし、商売繁盛ももたらす福猫とまで言われてきたのです。
1.アメリカでは黒猫の感謝日がある?
アメリカを目を移すと「黒猫感謝の日」という日が制定されています。イギリスやイタリアでも同じく黒猫の日があるのですが、過去に黒猫を不吉な象徴として扱われてきたために、黒猫を守るために作られた日なのです。
2.風水で見ると黒は金運を高めてくれる
黒猫が帯びている黒はどうしてもダークなイメージを彷彿させてしまいますが、逆に金運を引き寄せて外に出ることを力があるとも言われています。
黒は光を吸収することから来ているのかもしれませんが、持っているお金を守りたいという思いを叶えてくれるのでしょう。
3.邪気を祓う効果もある
また、黒は邪気を祓って悪しき人を寄せつけない力もあります。特に人間関係が複雑になっている現代社会では効果的な結果をもたらしてくれるのではないでしょうか?