大きな体ながら水の中を悠々と泳ぐクジラ。クジラが泳ぐ様子を見るだけでなぜか心が休まる気がしませんか。見ているだけで不思議な力を感じることができるクジラ。じつはクジラは私たちの知らないスピリチュアルな大きい力を持っているといわれています。ここではクジラの3つのスピリチュアルな意味と生態・クジラ雲やイルカについてスピリチュアルな世界に詳しい筆者が解説しましょう。

ライター/柚葉黎子(ゆずはれいこ)

クジラの生態

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クジラはわたしたちと同じ哺乳類に属しています。ただ海の中で暮らしているクジラには陸上で暮らしている私たちとは違った生態があるそうですよ。ここでは私たちがあまり知らないクジラの生態を考えてみましょう。

生態1 イルカはクジラの仲間

クジラは哺乳類の仲間ということは誰でも知っていますよね。さまざまな種類があるクジラですが、大きく分けるとハクジラとヒゲクジラのふたつになります。大きな違いはその食性にあるとか。ハクジラには生涯歯があり、魚やイカなどを主食としていますが、ヒゲクジラには歯がありません。ヒゲクジラのおもなエサは小さな魚やプランクトンなどです。よくクジラの映像でクジラが大きな口を開けてさまざまな生き物を一度に大量に食べているシーンがありますよね。

ちなみにあなたはクジラとイルカは全く別の生き物と思っていませんか。じつはクジラとイルカは仲間。分類上ハクジラの中でも小さな個体をイルカと呼ぶとか。カンガルーとワラビーと同じようにクジラとイルカの違いは曖昧なところが多いようです。

生態2 クジラは水中生活ができるように進化した哺乳類

クジラは哺乳類のため肺呼吸をしていますが、海中で生活することができるように適応しているとのこと。水中で子育てをし、生活しているクジラは水中でも睡眠をとることができます。それは右脳と左脳を同時に休ませることがないため。また、個体同士のコミュニケーションは「声」ではなく「エコーロケーション」という超音波を使っているそうですよ。

生態3 特定の生息域はなく回遊する生き物

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クジラは特定の水域に生息する生き物ではありません。世界中の海を泳ぎ回る回遊性の動物。ただ赤道を超えることはないようです。回遊性の生き物のため、エサを求めて日本近海までやってくることも。沖縄のホエールウォッチングはとても有名ですよね。

生態4 クジラの脳の大きさは人間の次に大きい

クジラはとても高い知性を持っているといわれています。クジラには人間と同じように紡錘形神経細胞という社会的接触、情動、判断、精神理論に関係する神経細胞があるとか。この細胞は人以外ではクジラにしか存在が確認されていないそうですよ。クジラが人間と同じように水中で輪を作って遊ぶなどの行為をすることが知られています。このことからクジラは人間に次ぐ知能を持っているといえるでしょう。また、回遊性のクジラはエコーロケーションという超音波を使って意思疎通を図っていますが、地域によってはこのエコーロケーションにも方言があるとか。このことからもクジラの知能の高さを知ることができます。

クジラのスピリチュアルな3つの意味

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クジラは哺乳類でありながら水中で暮らすことができるとても神秘的な生き物。人間ができないことをさらっとやってのけているクジラの大きな3つのスピリチュアルな意味を解説しましょう。

意味1 母なるいのち・地球のすべてを愛する

クジラのスピリチュアルな意味は「母なるいのち」。クジラは太古の時代から地球とともに生きていくことを決めている生きものといわれています。地球のすべてを受け入れ、地球とともに生きている母なるいのち。いつも落ち着いて暖かくあなたを見守ってくれる母親のような存在であるクジラを見ることは、あなたが地球から守られており、大地から大きなエールを送られている証。あなたは自信をもって地球とともにあなたやあなたの周囲の人のために尽くしなさいというメッセージといえるでしょう。

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