都会でも農村でも朝になるとよく聞こえてくる「チュン、チュン」というすずめの鳴き声。とてもかわいい鳴き声に思わずほっこりしてしまいますよね。日本では、すずめを見かけることはごく自然なことといえるかもしれません。じつはすずめにはとても大切なスピリチュアルな意味が隠されていることを知っていますか?ここでは、すずめが持つ3つのスピリチュアルな意味と生態・風水・6つのシチュエーション別・すずめの夢の意味をスピリチュアルな世界に詳しい筆者が解説しましょう。

ライター/柚葉黎子(ゆずはれいこ)

すずめの生態

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すずめはわたしたちにとってもっとも身近な野鳥。いつも近くにいることが自然な存在ともいえるでしょう。じつはあまりにも身近にいるのでその詳しい生態はあまり研究されていないといわれています。ここでは、すずめのあまり解明されていないといわれる生態を考えてみましょう。

生態1 日本だけではなくユーラシア大陸に広く生息

すずめは北限が北緯60度といわれており、極寒の地域には生息していませんがユーラシア大陸のほとんどでその姿を見ることができます。ただすずめはインドではほとんど生息していません。ヨーロッパでは、すずめは農村部を中心に見ることができます。都会では、すずめの姿を見ることはほとんどないそうですよ。

日本では、すずめは小笠原諸島以外の日本各地に生息しています。また農村部だけではなく都会でもそのかわいい姿を見ることができますよね。

生態2 すずめの餌となるもの

すずめは雑食性の鳥です。何でも食べますが大好物はイネ科の食物。米などの作物のタネや稲の近くにいる小さな虫を好んで食べています。農家にとっては少し厄介者のイメージがありますが、田んぼに残ったタネなどや稲の害虫もすずめにとっては大切なエサ

都会に住んでいるすずめたちは、人間が残したお菓子やパンくずなどを食べているといわれています。ただカラスのようにゴミをあさることはありません。その理由はすずめにとってカラスは天敵。天敵であるカラスがたくさん集まるごみなどの近くは危険だからといえるでしょう。

生態3 すずめの寿命ははっきりわからない

すずめの寿命がどれくらいなのかはっきりしたことはわかっていません。あまりに身近な鳥のためその生態を研究することが少なかったということ、すずめは巣立った後はバラバラになり調査が難しいことが理由とか。ただ一般的に野生下での寿命は約2年といわれています。野生下で最も長く生きたとされる期間は6年、飼育下では約15年も生きたすずめもいるとか。環境が良ければすずめも長生きすることができるということですね。

すずめは鳥獣保護法によって保護されている野鳥。そのためむやみにすずめを捕獲したり飼育したりすることは法律違反になります。すずめが飛ぶことができず弱っている、ヒナの親鳥が見当たらないといった特別な場合は、役所から飼育許可を受ければ一時保護することができますよ。

生態4 すずめの数が減少している

あなたは最近すずめをあまり見かけなくなったと感じたことはありませんか。じつは日本に生息しているすずめの数が激減しているといわれています。その理由はすずめが安心して巣を作ることができる場所が減少したから。

すずめはとても警戒心が強い鳥であるため、できるだけほかの鳥や人に見つからないような場所に巣をつくる習性を持っています。またすずめは地面に巣をつくるのではなく高い場所にあるちょっとした隙間などに巣をつくるとか。ただ近年、人間の生活様式の変化からマンションなどが増え、すずめが巣をつくりやすいところが減少しているといえるでしょう。そのため、すずめがカラスなどの天敵に襲われることが多くなり、その数が減少してしまったといわれています。現在は約1200万羽のすずめが日本に生息しているといわれていますが、減少傾向にあるのは事実。いずれは、すずめがとても貴重な鳥といわれるようになる可能性があるといえるでしょう。

すずめのスピリチュアルな4つの意味

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鳥類であるすずめには3つのスピリチュアルな意味があるといわれています。元来、スピリチュアルな世界では鳥類はとても縁起がいい生き物。すずめのスピリチュアルな意味の基本は成長ですが、ここでは縁起がいいといわれるすずめのスピリチュアルな意味を3つ紹介しましょう。

意味1 幸運の象徴・幸運がやってくる

すずめは「幸運の象徴」といわれています。可愛らしいその姿やポッピングといわれるピョンピョンと跳ねるように歩く姿には癒されますよね。すずめをよく見かけるときは、あなたに素晴らしい幸運が訪れようとしているといわれています。

あなたは「ふくらすずめ」という言葉を知っていますか?寒いときなどに丸まってふっくらしているすずめのことで、このふくらすずめを漢字にすると「福良雀」と書くとか。福を呼び込むという意味があるとも。そのため帯の結び方で若い女性によく使われる「福良雀」という結び方がありますが、この帯の結び方は「娘に幸せがやってきますように」という親の切実な願いが込められているということですよ。

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