今回はこの前世の存在についてスピリチュアリストの筆者が解説してまいります。
ライター/myuza
九州出身、神奈川在住の男性です。 20年以上、スピリチュアル分野に関心を持ち、多くのスピリチュアリストの方々と交流をして、精神世界探訪をしております。 つたない経験ですが、人生に悩まれている方々の参考になるような情報をご提供させていただきたいと思っています。
前世は本当にあるの?
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この世に生まれてきて前世の記憶を持っているという人のことを聞いたことがないでしょうか?このような人たちは生まれてから行ったことがない場所のことをよく知っていたり、すでにこの世に存在していない亡くなった人の家族しか知らないことをペラペラと話したり。
このように聞くと、本当に前世があると思ってしまっても不思議ではありません。実際にはどうなのでしょうか?
1.2000件以上もある実例
ある研究機関では20年以上に渡って、生まれ変わりを専門に研究してきた方がいらっしゃいます。宗教者ではなく学問の1つとして真面目に生まれ変わりの研究をしている人なのですが、これまで生まれ変わりの記憶を持つと言っている多くの子供たちの被験者を調べてきたのです。その子供たちは間違いなく生まれ変わりの記憶を持っているのですが、実際に聞き取り調査を行ってしっかりとした事実を押さえています。
その数々の事例はデータ化されて、その研究機関では世界41ケ国から2000件以上もの事例が集まっているのです。
2.インドを起源とする輪廻転生
生まれ変わりの思想は昔から存在していると言われてきましたが、いつ頃からあるのでしょうか?その思想の発祥はインドが起源とされており2600年前まで遡るのです。
古くは古代インドで普及したヒンドゥー教の前身であるバラモン教の経典の中でこの思想を見ることができると言われています。
バラモン教の教義によると、人は死んだ後に魂となり月に昇っていく。そして雨という形に変わり大地に降り注いで植物になってそれを食べた人の精子に変化。母親の胎内で新たな生命として新たな人生を送ることになるというのです。このように古代インドで発祥した思想が生まれ変わりの概念に変容していき、長い年月の経過とともに世界各地に広まっていったとされています。
3.輪廻転生という思想
この思想は仏教世界で見る輪廻転生(りんねてんしょう)に置き換えることもできるでしょう。過去世・現世で蓄積していったカルマ(業)に合わせて次に生まれて来る時の運命が定めされてしまうという教え。カルマは自分の意志に基づいた行動の結果ではあるのですが、その行為は後々の人生(来世)に大きな影響力の及ぼしてしまいます。
善い行いを重ねて行けば来世では楽しく明るい人生を送ることはできる一方で、悪行ばかりしていると苦しい来世となり、過去世のカルマに相った報いを受けなければなりません。
4.どうやって前世の記憶を調べるの?
このように前世の存在、すなわち生まれ変わりの記憶は研究機関で2000件以上も集められているわけですが、どのように前世の記憶を調べるのでしょうか?
前世の記憶を持つ人たちを調査する方法としては、まず基本的に面接をしながら聞き取り調査を進めていきます。そして、その調査で分かった前世での人が本当に実在していたかを過去の死亡の記録や検死記録などの公的文書を基に照合。中には当時の新聞・本人の日記・手紙などプライベートな文書も洗い出して検証していくのです。このような調査に加えて、度重なる追跡調査も行い詳細な情報が蓄積されていきます。
そのために欺かれた偽の情報やでっちあげの可能性も細心の注意を払われて調査されていることから、非常に信憑性の高いデータになっているわけです。しかも、ヒアリングが行われる時には当事者のみならず家族・友人などの証言者の裏取も欠かさないという徹底ぶりなので、いかに信頼のおける情報であることが理解できることでしょう。
人は何年で生まれ変わる?
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本当に前世はあるのか?このことは実際に死んでみないと分からないこと。何とも言えないのが実状でしょう。しかし、世界に存在している宗教の教義の多くは、魂は不変で生まれ変わりの思想を根底にしていると言っても過言ではありません。
10数年前の国際的レベルの調査で「生まれ変わりの現実性」が行われました。その中では日本人の4割以上の人が「存在している」と回答しています。ちなみにアメリカでの調査結果を見ると、「実在していない」と回答した人は3割程度。6割の人が「実在しない」と回答しているのですが、この背景には生まれ変わりを否定しているキリスト教の影響が大きいと思われるのです。それでも3割程度の人が存在を信じていることは注目すべきことだと言っていいでしょう。
生まれ変わるまでの平均4年5カ月
2000件以上の調査に基づく結果として分かったことは、生まれ変わるまでに平均4年5カ月かかったということ。とてもユニークな捉え方ですが、この他に前世の記憶を語り始めるのは平均して2歳10カ月頃からであり、7歳4カ月になると前世のことを話さなくなると言います。これは大人になるにつれて前世の記憶が次第に薄れていくのかもしれません。