2.盗みを犯した人
2つ目は盗みを犯した人。強盗・窃盗を犯した人だけでなく、誰も気にかけないような盗みも対象となってしまい、地獄に落ちてしまうとされています。
3.邪淫を犯した人
3つ目は邪淫の罪を犯した人。いわゆる淫らな行為をしてしまった人間が対象であり、今で言う不倫を犯した人で、自分本位の淫らな性行為を犯した人間が重い罰を受けることになるのです。
仏教世界に見る地獄道の世界観
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仏教の世界では、六道(りくどう)と呼ばれる6つの世界に分かれていると言われていますが、地獄道・餓鬼道・畜生道・阿修羅道・人間道・天上道というの世界の中の1つが、八大地獄なのです。
1.八大地獄の種類
焦熱地獄は、八大地獄の下から6番目の地獄を言われていますが、地獄の世界には8つのランクがあるのです。八大地獄を具体的に挙げてみると、等活地獄(とうかつじごく)・黒縄地獄(こくじょうじごく)・衆合地獄(しゅうごうじごく)・叫喚地獄(きょうかんじごく)・大叫喚地獄(だいきょうかんじごく)・焦熱地獄(しょうねつじごく)・大焦熱地獄(だいしょうねつじごく)・無間地獄(むげんじごく)があります。
これらの八大地獄は、別名・八熱地獄とも言われており、地獄の業火で罪人たちが焼かれて数万年~数億年と気の遠くなる年月をの間苦しみを受けなければなりません。
さらに恐ろしいことは、それぞれの地獄に16ずつの小地獄があること。各地獄には鬼たちが待ち構えており、地獄に落ちてきた罪人たちに永遠ともいえる厳しい罰を与えているわけです。
2.輪廻転生の中で地獄道たけは行ってはいけない
私たちは輪廻転生という生まれ変わりの法則に基づき何度も転生していますが、六道において地獄道だけは避けなければなりません。
輪廻の呪縛から解き放たれるためには解脱をしなくてはなりませんが、これによって永遠の極楽浄土に昇っていくことができます。しかし、地獄道に落ちてしまうとその苦しみは永遠と言ってもいいのです。
3.地獄に堕ちないためには懺悔の心が大切
地獄に堕ちないためには日々の生活のあり方を見つめ直すことが大切ですが、これまでの行いに対して懺悔の心を持つことが重要なのです。
そうすることによって、地獄に落ちることが避けられるかもしれません。