特徴2 芸術が花開く時代

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火の時代は芸術が大いに盛んとなった時代ともいえます。とくに古典音楽といわれるクラシックは、この時代に有名な音楽家によって多くの作品が作られていたといえるでしょう。クラシックはその後発展する近代音楽のロマン派の礎となっているともいえますよね。

直近の火の時代には、バッハやベートーヴェン・ハイドンなどの天才的な作曲家が大いにその才能を発揮した時代でもありました。この時代は荘厳なイメージのバロック様式からバロック様式を巧みに取り入れた華やかなロココ様式への変化も生まれていました。

ただ不幸だったのはモーツアルトでしょう。彼は火の時代から地の時代への変革の時期に生きていました。そのため研究家によると自由に作品を作るための機会をうまく与えられず悲惨な生涯を送ったともいわれていますよ。

特徴3 強いエネルギーを持ち情熱的な安定した時代

火の時代の特徴は情熱や直感が大きなポイントとなっています。火の時代は安定した平和な時代が多いといわれていますよね。この時代が情熱的で華やかなのは戦いや争いにエネルギーを使うことがなかったから。その有り余る情熱やパワーは芸術や創造力へと向かうことができたといえるでしょう。人々は芸術や創造することに対する向上心が大いにあったといえる時代ですね。

日本の火の時代の歴史

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火の時代は創造力や直感力が大いに発展する時代。ヨーロッパでも火の時代には音楽や様々な芸術の面で大きな変革が起きたといわれていますよね。では日本の火の時代はどのような歴史があるのでしょうか?ここでは火の時代といわれる平安時代と江戸時代の人々の暮らしを考えてみましょう。

歴史1 約1200年前の平安時代

約1200年前の平安時代は日本の火の時代のひとつといわれています。平安時代とはどのような時代だったでしょうか。私たちが歴史で学ぶ平安時代は、中世ヨーロッパと同様に王侯貴族が栄華を誇った時代でした。宮廷文化が大いに花開き、絵画や和歌など様々な日本文化の基礎が築かれた時代ともいえるでしょう。さらに平安時代は大きな戦乱もなく、とても平和で安定した時代。まさに火の時代の特徴を表していますよね。火の時代が終焉を迎えようとする頃、武士が台頭し武士が支配する鎌倉時代へと移行していきます。

歴史2 約400年前の江戸時代

直近の火の時代は約400年前に始まった江戸時代。戦国の乱世が終わり戦のない時代だったといえますよね。権力は武士が把握し、大きな力で人々に君臨していました。人々は支配者に反抗するのではなくその有り余ったパワーを芸術や文化の発展に注ぎました。そのため浮世絵や浄瑠璃・歌舞伎など日本人にとって誇ることができるような文化が生まれたといえるでしょう。また、元禄時代にみられるような文化が花開く時代が現れることはまさに火の時代だからといえるでしょう。

ただ火の時代には火山が噴火したという記録があります。日本では富士山は宝永時代に大噴火しておりほかにも桜島や浅間山も大噴火しているとか。世界的にも火山が噴火している記録が多く残されていることが火の時代の特徴ともいえるかもしれません。

次の火の時代のために今を精一杯生きていこう

現代の地球は「風の時代」といわれています。風の時代は形のないものが価値を得る時代といわれていますよね。まさに近年では情報という形のないものが大きな価値があるといえるでしょう。次に火の時代が来るのは、約400年後。次の火の時代にはどのようなことが起こるのかを想像しながら、風の時代を精一杯生きていくことが大切といえるでしょう。

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