ライター/柚葉黎子(ゆずはれいこ)
地球を支配する4つの時代
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占星術の世界では地球を支配する4つの時代があるといわれています。その4つの時代とは水の時代・火の時代・地の時代・風の時代。ここでは地球を支配するといわれるこれら4つの時代について詳しく解説しましょう。
占星術で使われる専門用語「時代」とは
4つの時代に使われている「時代」という言葉は、占星術の世界における専門用語。一般的に私たちが使っている歴史的な「平安時代や江戸時代、戦国時代」といわれる時代とは全く違う意味で使われています。占星術で使われる時代ではその時代に見合った歴史が展開されているということですよ。
約800年がワンサイクルといわれる4つの時代
占星術の世界では、私たちが住む地球は4つの時代を繰り返しているといわれています。その4つは水の時代・火の時代・地の時代・風の時代。この4つの時代のひと時代の長さは約200年。数十年の誤差はありますが4つの時代は約800年でワンサイクルとして繰り返されているといわれています。ただ約20年のサイクルで小さな時代の入れ替わりがありますよ。
グレートコンジャンクションによって変わる時代
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時代が変わる時期に大切なのは木星と土星の動き。木星は「発展や容認」土星は「ルール・コントロール」という意味を持っており、占星術の世界ではとても重要な星。このふたつの星が接近する状態をコンジャクションと呼び、何らかの変化があるといえるでしょう。小さなコンジャクションは約20年のサイクルで起こっているといわれていますが、約200年ごとにグレートコンジャクションと呼ばれる大接近が起こります。このグレートコンジャクションが起こったときに時代が変化するといわれているそうですよ。
地の時代・風の時代・水の時代の特徴
占星術では火の時代のほかに水の時代・地の時代・風の時代があります。最も近い水の時代はヨーロッパでは大航海時代。大海原に人々が乗り出し新しい世界を開拓した時代です。水の時代は女性的な時代といわれ感情が時代を左右する大きな基準のひとつとなっているといえるでしょう。地の時代の特徴は、物質的なものに価値があるといわれるということ。ヨーロッパでは産業革命の時代、日本では明治維新以降の急激な工業の発展の時代といわれています。土地や建物などの物質的なものが大きな価値を持つといわれていました。2020年地の時代は終わり、現在は風の時代。風の時代は物質的なものの価値が失われ情報などの目に見えないものの価値が高まる時代。現在のIT業界などの大きな躍進は、風の時代の特徴を表しているといえるでしょう。
火の時代の3つの特徴
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地球を支配する水の時代・火の時代・地の時代・風の時代の中でもあなたは火の時代にどのようなイメージを持っていますか。やはり火というと赤くめらめらと燃え上がるような激しいイメージがありますよね。ここではとくに火の時代の3つの特徴を紹介しましょう。
特徴1 強い力を持つことで時代を支配する
最も近い火の時代はヨーロッパでは中世。貴族や王・皇帝など一部の人々が大きな権力をふるっていた時代ですよね。火の時代の特徴のひとつは、強い権力に支配されるということ。中世では王侯貴族が人々を大きな権力で支配していました。まさに火の時代の特徴と一致しますよね。人々は一部の人々が権力を握っていたため人々の身分は決まっていました。ただ安定した政権下では、戦争のない平和な日々が続いていたともいえるかもしれません。