4.叫喚地獄:殺生・盗み・性行為・お酒で落ちる地獄

叫喚地獄は、殺生・盗み・性行為だけでなく飲酒した人が堕ちていく地獄とされています。ここでは鬼が手ぐすね引いて待っていて様々な方法で人間を64億年もの間に過酷なまでの拷問を続いていくのです。64億年ともなると人の時間的感覚だと永遠と言っていいでしょう。

5.大叫喚地獄:殺生・盗み・性行為・お酒・嘘で落ちる地獄

大叫喚地獄になると、殺生・盗み・性行為・酒、そして嘘をついた人が堕ちる地獄です。大叫喚地獄を統括管理するのは閻魔大王。昔から「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」という話があるように嘘を厳しく吟味する地獄の番人とも言える存在。人は嘘を付かずに一生を終えることはほとんどないでしょう。大叫喚地獄に行くと熱い鉄の鋭い針で口・舌を何度も刺し貫かれて生えて来る度に永遠とも言える中で繰り返されていくのです。

焦熱地獄:殺生・盗み・性行為・酒・嘘・邪見で堕ちる地獄

殺生・盗み・性行為・酒・嘘・邪見を広めたことで堕ちていく焦熱地獄。ここでの邪見とは仏教観での見た邪見。仏の教えに反する考えを説きそれを広めていくことをした者が落とされていくのです。ここでは全身を大きな熱鉄の棒で突かれながら、鉄鍋で何度も炙られていき、その苦しみにはもはや終わりがありません。

大焦熱地獄:修行僧の邪魔をした者が堕ちていく地獄

7つ目の地獄は大焦熱地獄であり、殺生・盗み・性行為・酒・嘘・邪見の流布・修行僧の邪魔をした人間が行くところ。これは強い信念を持った人の活動を邪魔したり惑わすような者が落ちる地獄と言ってもいいでしょう。仏法の世界のために修行僧が対象となってしまいますが、この地獄では炎の刀で身体の皮が剥ぎ取られてしまい、沸騰した熱鉄が身体に注がれていく苦しみを味わうことになります。

8:無間地獄(阿鼻地獄):五逆の罪を犯した者が落ちる地獄

そして、八熱地獄の最下層にあるのが無間地獄(阿鼻地獄)であり、殺生・盗み・性行為・酒・嘘・邪見の流布・修行妨害。五逆の罪を犯した者が向かう地獄。五逆とは「父母・修行僧殺しを始め、仏を傷つける・寺院破壊」の5つの罪のことを意味しています。地獄の世界で最も深い場所のために五逆の罪を犯した者は真っ逆さまに落ち続けて無間地獄(阿鼻地獄)に辿り着くまで2000年もかかるのです。

ここでは身体は砕かれ食べるものもなく自らの身体を焼いて食べることになるなど幾度となく苦しい罰が繰り返されていきます。

どんな人が地獄に堕ちる?3つのタイプ

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このように地獄は人間が想像することができないくらいの厳しい場所なのです。では、どのような人が地獄に堕ちていくのでしょうか?

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