その1.先祖の気持ちになって考える
誰の先祖も褒められるような人格者ばかりではないとは言いましたが、どんな過ちを犯した人でも自分が苦しかった・辛かったことを関係もない子供や孫たちに経験させたいと思うでしょうか。まして亡くなってからはその人の心は浄化されていっているのです。自分の過ちに気付き、後悔や反省をすることはあっても祟ることはありません。
自分が亡くなったら「子供や孫を恨んでやる」と考えていますか?子供や孫に「おじいちゃんやおばあちゃんが私たちを祟ってる」と思われることほど悲しいことはありません。
その2.病院に行く
体の不調や不運な事故が続いた場合、「先祖が成仏できず苦しんでいるサイン」と思う人もいるでしょう。お祓いや霊能者に相談に行く前に病院を受診してください。診断してもらい、薬やリハビリなどをお医者さんの言う通りにしたら治ります。
また霊障の場合があっても先祖が寿命を縮めるような病気やケガをさせようとしません。なぜなら、子孫の繁栄を願っても家系が途絶えてしまうようなことは望まないからです。
その3.墓参りに行く(仏壇に手を合わせる)
どうしても「先祖の祟り」が気になる人は、お墓参りや仏壇に手を合わせて先祖供養をしてください。何かの宗教に入ったり高い壺を買っても先祖の供養になりません。大切なのは先祖を想う気持ちです。ひょっとしたら寂しくてあなたに分かるように出てきているだけかもしれません。
特に何年も先祖に手を合わせていない人は時間を作ってお墓参りに行き、先祖に来れなかったことのお詫びと近況報告をしてみてはいかがでしょうか。きっと喜ばれることでしょう。
その4.リフレッシュする
先祖のせいにしてしまうのは、心が疲れているからということもあります。日々の忙しい生活の中で、心に余裕がなくなると悪いことばかり想像したり気持ちが下向きになってしまうことが多くなることもありますよね。
可能であれば、一人でゆっくり過ごす時間を作ったり仲のいい友達と集まることも、ストレスの発散になったり気持ちをリセットすることが出来ます。あまり思い詰めていると先祖が心配してしまい安らかに眠ることが出来ず、逆効果です。
祟りを招いているのは?
「祟り」と聞くと怖いですが、意外と祟りを招いているのは自分自身の心だったりするのかもしれません。前向きに人生を頑張っている人は、自分に不運が続いたとしても腐ったり誰かのせいにすることはなく「ピンチをチャンス」に変えることが出来ます。
これは誰にでも備わっている力ですが、マイナス思考になっているとどうしても努力が無駄に思えたり悪い想像ばかりしてしまいますよね。「祟り」はあると思えばあります。自分自身が祟りだと信じれば全てのことが「祟り」になってしまうのです。ですが「先祖が祟ることはない」と信じることで自分にとってチャンスになるのかもしれません。
先祖は感謝し祀ることで、自分に癒しと頑張るパワーを与えてくれるありがたい存在なのです。