その4.家族の絆を深めることが出来る
先祖供養は個人ですることばかりではありません。法要などは家族や親せきが集まりお経をあげたり故人との思い出話をしたりしますよね。子供のころは一緒に住んでいても大人になって就職したり結婚したり色々な事情で家族と会う時間が少なくなってしまうこともあります。
日本には法要だけでなくお彼岸やお盆もあり、家族や親せきが故人の為に集まることが年に数回ありますよね。その機会に大人になっても親と子供・親せきが集まり故人との思い出を共有することで大人になっても絆を深めることが出来るのです。
先祖供養で気を付ける事3選
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先祖供養をすることは良いことですが、気を付けた方がいいこともあります。今の自分の生活に無理のないように出来る範囲で供養することも大切なんです。先祖は自分たちの供養を最優先してほしい訳ではなく又特別なことをしてほしい訳ではありません。
それでは先祖供養で気を付けることを解説していきます。
その1.悪質な勧誘や詐欺に騙されない
今でも「先祖供養」を理由に悪質な勧誘や詐欺はあります。「先祖が苦しんでいる」や「供養がきちんとできていない為あなたは幸せになれない」と言われ、怖くなって高い買い物をしたり怪しい人に勧誘されてしまうことがあるのです。心が弱っている時に、こういう話をされるとつい鵜呑みにしてしまい不安になる人もいるでしょう。
確かに供養が足りず、寂しい思いをしている先祖もいらっしゃるでしょう。ですが、自分の子孫を不幸にしたり負担になるような供養は求めていません。心が弱っている時はつい誰かのせいにしたくなりますが、騙されないように注意が必要です。
その2.願い事をしない
先祖供養は先祖の為に祈る行為です。願い事は自分のためにする行為の為、成仏しようとしている先祖の妨げになる可能性もあります。先祖に手を合わせる時は願い事を言うのではなく、今自分が頑張っていること・チャレンジしようとしていることの報告をするといいでしょう。
その3.祟りを恐れて供養しない
祟りが怖いからと言って供養をすることは止めましょう。供養は故人が安らかに眠れるようにするもので、やらないと祟られるといったことはありません。極端にいうと供養は必ずしもしないといけないことではないのです。ですが、自分の先祖を大切に思う気持ちは自分に徳をもたらすだけでなく感謝の気持ちや幸せを実感する心を育てられる行為になります。
しなくてもいいですがするといい事しかないのが「先祖供養」なのです。
先祖の霊に祟られていると思った時は
「先祖は祟りません」といったところで、信じられない人もいるかもしれません。もし自分が「これは先祖の祟りじゃないか」と思うようなことがあれば、これから解説することをまず思い出すようにしてみてはいかがでしょうか。